【特集】『霊山歴史館』で坂本龍馬を斬った刀の謎に迫る!体毛まで再現された“実物大”龍馬像に、西郷隆盛を斬った刀も 動乱の世に思いを馳せる京都歴史散策<中編>
(木村さん) 「刺客が頭に向かって斬りつけてきたところを、龍馬が刀で受け止めたのですが、刺客があまりにも素早かったので、刀を鞘から抜く暇なく受け止めました。それに対して刺客は、龍馬の受け止めた刀ごと斬り下ろして、龍馬の額を割ったんです」
(若一氏) 「この襲撃の日・1867年11月15日は、龍馬の誕生日です。満31歳の誕生日に殺された、ということになるわけです」
■「本当に血が流れているみたい」幕末・維新の志士らにまつわる貴重な資料
志半ばにして殺された坂本龍馬と中岡慎太郎。貴重な資料をもとに、彼らの功績を振り返ります。 (若一氏) 「坂本龍馬の実像にどこまで迫れるか、ということで造られた『実物大のフィギュア』です」 (『読売テレビ』プロデューサー・五十嵐竜馬) 「これはリアルですね…凄い(笑)」
(木村さん) 「身長172cmと推定されていて(当時の平均身長は150cm台)、体重は80キロぐらいです。剣術をやっていましたから、腕が太いですよね」 (五十嵐P) 「血管が浮いているのも、ハッキリわかります」 (木村さん) 「あと、体毛が」 (五十嵐P) 「ほんとだ(笑)本当に血が流れているみたいですね」
(若一氏) 「そして、龍馬の性格・人柄が読み取れるのが、このお姉さんに宛てた有名な手紙です」 (五十嵐P) 「新婚旅行の手紙ですね?」
(木村さん) 「今では、手紙の中にイラストを入れるというのはたまにあると思うんですけど、当時は大変画期的なもので、普通の侍では発想できないことでした」
■龍馬は『薩長同盟』にも深い関り 今も残る歴史的な裏書
(若一氏) 「そして、こちらの赤い文字ですが、これは歴史的なものです」 (木村さん) 「桂小五郎(木戸孝允)が『薩長同盟』について内容を表に書いて、その裏に龍馬が『表に書かれていることは間違いないですよ』と証明するための裏書をしたものです」
(若一氏) 「『薩長同盟』の原点に近いものです。『薩長同盟』は、坂本龍馬と中岡慎太郎、この二人の働きがなければ成り立たなかったでしょうね」
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