【特集】『霊山歴史館』で坂本龍馬を斬った刀の謎に迫る!体毛まで再現された“実物大”龍馬像に、西郷隆盛を斬った刀も 動乱の世に思いを馳せる京都歴史散策<中編>
1864年『禁門の変』で武力衝突するなど、当時、厳しい敵対関係にあった薩摩藩と長州藩。そんな中、坂本龍馬と中岡慎太郎の仲介で、1866年『薩長同盟』が実現。その証人として、龍馬が裏書を記したのです。
■『西南戦争』で被弾した西郷隆盛を介錯した刀も現存
(若一氏) 「ちょっと龍馬を離れますが、私が来るたびに胸を打たれるのが、こちらの刀です。これも、日本の幕末の歴史に大きな影響を与えた刀です。西郷隆盛が自害する時に別府晋介が頼まれて、首を介錯する時に使った刀そのものです」
(木村さん) 「西郷は『西南戦争(1877年)』で、城山の岩崎谷という所を駆け下りていました。すると、2発の弾丸が下腹部に命中し、その時に西郷が『首をはねてほしい』とお願いして別府が首をはねた、といわれている刀です」
(若一氏) 「それが残っていて、ここにあるんです」 (五十嵐P) 「凄いですね、本当に…」
他にも、常設展では、長州藩士・高杉晋作が漢詩を書いた鉄製の扇子や、『新選組』近藤勇が実際に使っていた刀・身に付けていた鎖帷子(くさりかたびら)なども…。 (木村さん) 「鎖帷子は6kgもあり、非常に重たいものです」 次回、<後編>では幕末の志士らが眠る墓を巡ります。今、龍馬が見ている風景とは―。 (「かんさい情報ネットten.」2024年6月12日放送)
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