「斎藤元彦知事は『人ごとのような対応』恐ろしいこと」…民主主義を否定するTBS「報道特集」テレビ屋“村瀬キャスター”の言いたい放題
怒りを通り越して憤激を覚える
この解説員がどれほど変なことを言ってるのかは、ここまで読んだ人には理解してもらえたはずだ。SNSの誹謗中傷が取り沙汰されるが、現実にはそれ以上に重大な問題が起きている。例えば、SNSとは関係なく演説中に暗殺事件が発生するような状況であり、SNSによって民主主義が劣化したと断じる証拠は存在しない。それどころか、SNSの登場によって、人々がテレビによる意味不明な洗脳から解放されるという進歩があったのだ。 そして、「萎縮して自由にものが言えない社会」について語るのであれば、それはむしろ、キャスターが勝手に「有害」と判断しただけの発言をやめさせようとする行為そのものが、その「自由にものが言えない社会」を招くのだということを認識すべきだ。 今、自民党と立憲民主党の幹部がSNS規制を検討しているという話を耳にするが、民主主義の基盤を揺るがそうとしているのは、自分たちでコントロールできない情報を「有害」と言い出し、規制しようとする一部のテレビ屋と政治家たちである。このような動きは断じて許してはならない。怒りを通り越して憤激を覚える。民主主義を踏みにじる彼らの行為に、絶対に屈してはならないのだ。
小倉健一