森保ジャパンCB緊急事態…谷口 アキレス腱断裂か? 代表辞退で今季絶望も
日本サッカー協会は9日、W杯アジア最終予選のインドネシア戦、中国戦に臨む日本代表のDF谷口彰悟(33=シントトロイデン)がケガのため辞退すると発表。8日のメヘレン戦で左アキレス腱を断裂したとみられる。 悲劇は前半11分に起きた。谷口は左足首付近を押さえながら倒れ込むと同13分にはスタッフに両肩を支えられながらピッチを後にした。マズー監督は「初期診断ではアキレス腱を断裂したようだ」と表情を曇らせた。地元紙HBVLは今季絶望の可能性も示唆。谷口は来年3月、6月のW杯最終予選も欠場を余儀なくされそうだ。 日本代表のセンターバック陣はまさに緊急事態だ。谷口は冨安健洋(アーセナル)、伊藤洋輝(Bミュンヘン)をケガで欠く今予選で全4試合にフル出場。攻撃的3バックの中央でDF陣を統率するなど欠かせない存在だった。今回も冨安、伊藤洋を欠き、川崎Fの高井も9日の京都戦をコンディション不良でベンチ外。不安は尽きない。 この日、日本協会は前回に続き、DF関根の追加招集を発表した。最終予選4試合を終え、3勝1分けでC組首位。8大会連続W杯出場へ順調に歩を進めているが、今回は攻撃陣でもFW上田綺世(フェイエノールト)を欠くなど心配の種は多い。森保監督にとっては正念場のアウェー2試合となりそうだ。 ≪インドネシア代表 また国籍変更選手≫日本代表が15日にW杯アジア最終予選で対戦するインドネシアに新たな国籍変更選手が加わる可能性が出てきた。デンマーク1部コペンハーゲンのDFケビン・ダイクス(28)が8日、インドネシアの国籍取得手続きを完了した。インドネシアは祖父母の出身国でオランダで年代別代表の経験を持つ。同国サッカー連盟のトヒル会長は「コペンハーゲンの最終ラインで実績を持ち、欧州カンファレンスリーグで強豪と対戦が可能なダイクスの到着は切望されていた」と語った。今後、代表変更の手続きに入る。