安易にアンダーハンドではなく、できるだけオーバーハンドで アタッカーのため、自分本位を捨てて上げ続けたトス
悔しさをかみ締め「次のステージの課題に」
「学芸大に来てよかったって本当に思うし、最後の年に堤みたいなすごいスパイカーも来てくれたのも縁ですよね。僕は本当にスパイカーに恵まれたな、と思うから、だからこそ余計に最後、勝たせられなかったことがセッターとしてはやっぱり悔しいです」 すべてを出し切れたか。そう言われたらまだまだ足りない。「それも次のステージの課題にしたい」というように悔いだってある。だからこそこれからもセッターとしてさらなる高みを目指し、今のこる悔いも払拭(ふっしょく)できるように邁進(まいしん)し続けるだけ。 頼む、決めてくれ、と。 信じ切るトス、“セッター心”をこれからも極め続けて行く。
第77回全日本バレーボール大学男子選手権大会
11月27日@東京体育館(東京) 東亜大学 3-2 東京学芸大学 (21-25.25-20.25-20.19-25.15-10)
田中夕子