球界が”震撼”…まさかの“格差トレード”を経験した大物(6)助っ人がまさかの”トレード移籍”
近年のプロ野球では、以前より交換トレードが活発的に行われるようになった。一般的には同等の実績を持つ選手同士で行われるが、過去には、実績に大きな差がありながらも行われたいわゆる“格差トレード”と呼ばれる例が存在する。そこで今回は、格差トレードで移籍した大物選手を紹介する。
ゼラス・ウィーラー(楽天→巨人)
・投打:右投右打 ・身長/体重:178cm/100kg ・生年月日:1987年1月16日 ・経歴:ウォーレス州コミュニティ大 - ヤンキース NPB在籍5年間で通算106本塁打を記録していたゼラス・ウィーラー。2020年の開幕直後にまさかのトレードを経験した。 2015年に東北楽天ゴールデンイーグルスに加入すると、来日初年度は91試合出場、打率.255、14本塁打、50打点とまずまずの数字。徐々に日本の野球に適応し、2017年には142試合に出場し、打率.271、31本塁打、82打点の活躍でベストナインに輝いた。 その後も主軸として打線をけん引していたが、2019年は打率.243と停滞。さらに、翌2020年は外国人枠の関係で開幕二軍スタートとなった。 そんな中、同年の開幕直後に当時プロ4年目の池田駿とのトレードで読売ジャイアンツに電撃移籍。巨人加入初年度は98試合に出場し、12本塁打を記録。翌2021年には打率.289(規定未満)、15本塁打と高水準の数字を残した。 2022年限りで現役を引退したが、2023年からは裏方として球団に貢献している。
ベースボールチャンネル編集部