フィギュアなどのロシア勢、ミラノ・コルティナ五輪出場可能に…条件付きで
【パリ=平地一紀】国際スケート連合(ISU)は20日、ウクライナ侵略を続けるロシアと同盟国ベラルーシの選手について、2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪出場を条件付きで認めると発表した。
フィギュアスケートは、来年9月に北京で実施される予選を勝ち抜いた各種目1人(1組)のみ、個人資格の中立選手(AIN)として五輪の出場権を得られる。予選出場もロシアとベラルーシから各種目1選手(1組)ずつに限られる。予選を通過した選手が軍や治安機関に所属したり、侵略を肯定する姿勢を示したりしていることが判明すれば、五輪出場資格を失う。
22年北京五輪の女子では、ロシア出身のアンナ・シェルバコワが金メダルを獲得しており、次回も同国出身選手が出場すれば日本のライバルとなる可能性がある。
スピードスケート、ショートトラックの選手は来年10~12月のワールドカップなど予選を兼ねた4大会で五輪出場を争う。五輪予選以外でISUが主管する大会からのロシア選手らの除外は継続される。