セブン‐イレブンの接客コンテストで頂点に立ったのはベトナムの外国人従業員
人手不足の世情で、募集・採用とともに働きやすい環境をつくり従業員を定着させることが重要と指摘する。 「辞めてしまう理由の最たるものが“仕事内容が分からない”という不安。この不安を解消すべく、新人向けの研修制度や新人教育する人を育てるような研修制度を設けている。今回出場の教育する側のリーダーをさらに増やしていくことが、新人さんの定着、ひいては人手不足の解消につながると考えている」と説明する。 外国人従業員向け研修制度も設けおり、その中でお互い腐心するのが言葉と文化の違いという。 「割り箸1つとっても、“おはし”“さいばし”“はし”といろいろな言い方があり、外国人の方が悩まれると聞く。文化については5分、10分の遅刻は気にしないというのが多く外国の方の反応だが、日本で働く上では時間を守り、遅れそうだったら事前に連絡下さいと伝えている」と語る。
今回1位に輝いたレ ティ フン タオさん(神戸三宮駅南店)も最初、言葉の壁に悩まされた。 「日本語学校から紹介してもらい、日本語を勉強しながら働き始めて今年で8年目となる。最初は日本語があまり分からず困ることがたくさんあったが、今は毎日楽しんで仕事している」と振り返る。 これに対して、神戸三宮駅南店オーナーは「13人の留学生の従業員がおり、タオさんは我々の言葉のニュアンスを間接的に他の従業員に伝えてくれる大事な役割を担っている。日本のおもてなしの心を学ぶ研修も活用して、いつも本当に元気で明るくハツラツと働いているタオさんを見守って頑張っている」と評する。
2位の青名畑なつみさん(名古屋富が丘北店)と3位の前田千加さん(秦野名古木店)が所属する店舗のオーナーも今回の入賞や日頃の働きぶりを称える。 その上で、「彼女(青名畑さん)を中心に、お客様に大きな声で挨拶できるようになってきている。2位に選ばれ、我々の従業員のみならず、東海地区の見本になるように、お客様にとにかく気持ちよく帰っていただくことを目指して頑張っていきたい」(名古屋富が丘北店)「前田さんと一緒に、やはり恥ずかしくないお店にしていきたい」(秦野名古木店)とそれぞれコメントを寄せる。