【やってみようラジオ体操第2】肩甲骨と鎖骨周辺をほぐし、肩こりを解消「腕を前から開き、回す運動」ゆがみをリセット「体を横に曲げる運動」
老若男女問わず気軽に行える「ラジオ体操」。「第1」では少し物足りないと感じる人や運動することに慣れている人は、「第2」に挑戦してみませんか。頭を使いながら全身を動かすことで、より高い効果を得ることができます。こり固まった筋肉を気持ちよくほぐし、若々しく疲れにくい体を手に入れましょう (撮影◎村山玄子 実演◎平井孝子〈全国ラジオ体操連盟理事/指導委員〉 構成◎本誌編集部) 【写真】これはNG!前かがみになっていたり腰に手を置いたりすると、体側が伸びない * * * * * * * 3)腕を前から開き、回す運動 固まりがちな肩甲骨と鎖骨周辺をほぐし、肩こりを解消。 関節の可動域が広がり、体の柔軟性も高まる (1)~(3)を4回繰り返す 【アドバイス】 ひじは曲げずに、遠心力を使って腕を大きく使う。肩の力を抜くとストレッチ効果がアップ。一連の動きを流れるように行って
4)胸を反らす運動 丸まりがちな背中に刺激を与えて姿勢を整える。 胸郭周辺の筋肉を動かすことで、呼吸機能の強化も (1)~(2)を4回繰り返す 【アドバイス】 胸を反らすときは体の中心からゆっくり腕を開き、背骨の上部を意識。肋骨を広げたり縮めたりするイメージで深く呼吸する
5)体を横に曲げる運動 体の悪いクセを作りやすい胸椎周辺の筋肉を 「テコの原理」で曲げ伸ばし、ゆがみをリセット (1)~(3)を2回繰り返す 【アドバイス】 腋の下に「支点」を作ると、脇腹の上部をしっかり伸ばすことができる。腕は遠くへ振り、その勢いで背骨を曲げよう (構成=本誌編集部、撮影=村山玄子)
青山敏彦
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