名古屋の桜の名所・山崎川のライトアップ始まる 川面に映える満開の花
名古屋・山崎川の桜の夜間ライトアップが28日から始まった。「さくらの名所100選の地」にも選ばれている名古屋を代表する桜の名所で、満開の花が照明の光で川面に映える。4月4日までの毎日(開花の状況によって早まる可能性あり)、午後6時半から午後9時まで楽しめる。 【動画】名古屋・山崎川の桜が見頃 花見スポットをドローンで撮影
住宅地の中の木造橋と桜並木が人気のスポット
山崎川は名古屋市東部の千種区から昭和区、瑞穂区、南区の住宅街などを通って名古屋港に注ぐ総延長13.6キロメートルの河川。中流域の両岸約2.5キロが「山崎川四季の道」として約600本のソメイヨシノの並木が続く。
ライトアップされるのは瑞穂区の「かなえ橋」から「鼎小橋(かなえこはし)」間の約120メートル。鼎小橋は風情のある木造橋で人気のスポットとなっている。
初日は橋の上が人で埋まるほど大勢の市民が訪れ、「きれいだね」「夜はこんなふうに見えるんだね」などと盛んに写真を撮っていた。
名古屋では今月17日に平年より1週間早く開花宣言がされ、27日に満開を迎えた。新型コロナの影響でライトアップは2020年から3年間中止されていたため、4年ぶりの開催となる。
周辺が住宅地のため、市は公共交通機関の利用やマナーを守っての静かな鑑賞を呼び掛けている。 (関口威人/nameken)