ママ友の旦那は平気で3人前をぺろりと食べてしまうそうですが、食費はどのくらいになるのでしょうか? わが家は今の生活費でさえギリギリなので、愕然としました……。
食費は家族構成や年齢によって大きく異なりますが、一家に1人でも大食いの人がいると家計が非常に大変です。そこで本記事では4人家族を例に、1ヶ月の食費はいくらくらいなのか、1人で3人前を食べてしまう人がいることで、食費がどのように変わるのかについて解説します。また、食費を上手におさえるポイントについても紹介するので、現状の食費を少しでもおさえたい方はぜひ参考にしてください。 ▼4人家族で食費「月8万円」は高い? 1人当たりの“平均”もあわせて解説
4人家族の食費っていくらくらい?
子どもがいる4人家族の一般的な食費は、いくらくらいなのでしょうか。総務省の「家計調査」をもとにして、1ヶ月にかかる食費について見ていきましょう。 ■1ヶ月にかかる食費の違い 総務省の「家計調査 家計収支編 2023年」によると、4人家族と4人家族で1人が3人分の食事を食べてしまう人がいる家庭の食費は、以下のとおりです。 ・4人家族:9万712円 ・4人家族(+2人):11万532円 ※「家計調査」では6人以上 1人で3人分の食事を食べる家庭を4人家族+2人=6人家族と想定すると、1ヶ月あたりの食費は1万9820円も変わります。使用する食材や外食の頻度などによって食費は大きく変わりますが、大食いの人がいることで食費は10万円を超える可能性が高いでしょう。
食費をおさえるポイント
家族に大食いの人がいるとスーパーでの買い物や外食など、どのようにして食費をおさえようか悩むでしょう。そこで、食費をおさえる3つのポイントを紹介します。誰でも手軽に実践できるものばかりなので、取り入れられそうなものがあれば参考にしてみてください。 ■かさ増し食材を活用する もやし、豆腐、厚揚げ、卵などを活用した「かさ増し」レシピは、日々の食費を節約するために多くの方が実践している節約方法の一つです。その他の食材でも、じゃがいもやしらたきなど、かさ増しができる食材は数多くあります。家族の好みの食材を取り入れて、上手に節約をしてみてください。 ただし、かさ増しをするとその分カロリーも高くなるため、ヘルシーな食材を使用するのがおすすめです。例えば、しらたきをみじん切りにしたものを米に混ぜて炊くと、量が多くてもローカロリーなご飯になります。レシピサイトや動画を参考にして、数多くのかさ増しレシピに挑戦してみましょう。 ■業務用スーパーなどを利用する 業務用のスーパーやディスカウントストアなど、大容量の食材や調味料などを取り扱っている店舗を利用すれば、お得な価格で食材が購入できます。1~2週間分の食材をまとめて購入すれば、スーパーに行く頻度も減らせるでしょう。 ただし、利用をするのに年会費が必要とされる店舗もあるため、月にどれくらいの頻度で行くのか、年会費を差し引いてでもお得かどうかをよく確かめてから決めてください。 また、利用する店舗が自宅から遠い場合は、ガソリン代などの移動費でマイナスになっていないかどうかもチェックが必要です。 ■外食をするなら食べ放題がおすすめ 家族に大食いの人がいる場合は、外食にも気を使わなくてはいけません。外食のおすすめは、食べ放題メニューがあるお店を選ぶことです。サラダバーやご飯、デザートなどが食べ放題であれば、追加費用がかかることがないため安心して食事を楽しめます。 ただし、外食の回数を重ねると当然ながら食費はかかってしまいます。先述の家計調査によると、外食にかかる1ヶ月あたりの費用は4人家族で1万7137円、4人+2(6人以上)で1万6421円です。毎年、家計の予算を立てて、外食で月に行く回数や予算を決めておくとよいでしょう。
食費の節約はそれぞれに合った方法で
3人前を食べてしまうほどの大食いの人がいる家庭では、食費が10万円を超えている可能性が高いです。食費を少しでも節約するためにも、本記事で紹介した食費をおさえるポイントを実践してみてください。 それぞれの家庭に合った方法で、無理なく節約を心掛けましょう。 出典 総務省統計局 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 2023年 第3-1表 世帯人員別 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部