全員攻撃で「11‐0勝利」を目指すスペイン、訪れた「先制のチャンス」に痛恨のPK失敗【「奇跡の12ゴール」最強スペインが産声を上げた日】(3)
■幸先のよい「先制点」になるはずが…
主審はトルコのエルカン・ゴクセル、43歳。試合は白いユニホームのマルタのキックオフで始まったが、すぐにボールを奪ったスペインが左から攻め、ゴルディーリョが強引に突破してクロス、サンティリャーナのシュートがGKにセーブされる。その直後、左からペナルティーエリアに入ったカラスコが倒されてエルカン主審がPKを宣告する。 キッカーはセニョール。落ち着いているように見えたが、右足から放たれたボールは左ポストの根元を叩いた。このときマルタGKジョン・ボネロはキックの前にじわじわと前進し、キックの瞬間にはゴールラインから1メートルも前にいたが、当時のレフェリングはこの反則に鷹揚だった。もちろん、VARなどが、何かくちばしを挟むわけではない。 幸先のよい1点になるはずだったPK失敗は痛かったが、スペインはさらに猛攻をかける。ビクトル・ムニョスのドリブルシュートが右ポストを叩く。まだ開始から10分もたっていないのに、後半アディショナルタイムのようにゴール前に高いボールを送り込む。しかし、マルタの守備も集中している。
大住良之
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