教育のプロが明かす、成績トップ層の子どもが実践している「超大事な勉強習慣」 コツを知れば、才能がなくても数学で上位1%を目指せる!?
【数学の勉強習慣】数学を楽しむことがゴール
×「定期テストが完璧であれば入試も80点レベルになる」 ○「定期テストが90点越えでも入試数学は50点」 数学に限った話ではありませんが、定期テストで普段取れている得点を、入試でも取れるわけではありません。定期テストでは習ったことを中心に出題されるので、授業内容をしっかり聞いていれば、6割程度は得点できます。 一方で入試問題は自分の通う学校の授業に限定されず、都道府県ごとに一律で問題が作成されます。となると求められるのは、中学3年間の学習内容がひと通り頭に入っているかどうか、そしてそれらを応用して使うことができるかどうかです。 そこで大切にしたいのは、いままで述べた数学の勉強習慣を使いながら、数学を楽しんで問題を解く姿勢です。「そんなの無理!」という人がいると思いますので、数学が楽しくなるコツをお伝えします。それは、ひたすら問題を解いてみることです。 ためしに因数分解の計算を無心に100問解いてみてください。そしてそのあと、難しめの因数分解の問題を解いてみましょう。行き詰まるのは当然ですが、解答を見ずにひたすら考えてみてください。すると不思議なことに、組み合わせを考えることがだんだん楽しくなってきます。だまされたと思って、一度やってみてください。チャレンジ精神こそ、数学を伸ばす秘訣ですから。
〈著者プロフィール〉ラオ先生(多羅尾 光紀)
学習塾経営者 兼 教育系YouTuber。慶應義塾大学在学中にYouTubeにて授業動画を投稿し、その後TikTokで「高校受験の勉強法」を確立。大手個別指導塾で最年少教室長を経験した実力で、約半年間で10万人フォロワーを達成、現在は週1回無料で授業LIVEを行い約5000人の前で授業を行っている。2022年、YouTube「学年1位と最下位の勉強法の違い」が再生回数200万回を超え、高校受験講師として人気を博す。横浜市あざみ野駅にて「イーロン個別進学塾」代表をつとめ、宣伝広告費なしで年間過去最高生徒入会数を達成、誰もが「1度は教えてもらいたい塾講師」としてライブ授業では国内LIVEトレンド3位に入る。TikTokAward 2023にノミネートされる。非常に明るいキャラクターで簡潔明瞭な授業を行っており、累計2000万いいね数(2024年6月)を獲得、メディア出演もこなす実力派講師。著書に『中学生のためのすごい勉強法』(イースト・プレス)がある。
with online