賛否両論…浦和レッズが「リモートマッチ」横断幕掲出禁止措置に反対を表明…安全優先のJリーグ判断は筋が通っている?!
未曾有の事態に見舞われてきたなかで、JリーグとJクラブの間で共有された「ひとつの結論に至れば、小異を捨てて大同に就く」という方針のもと、運営担当者会議でも、実行委員会でもリモートマッチでの掲出禁止が確認された。この場合の結論とは公式戦の再開であり、リモートマッチの段階でサッカー界から新たな感染者を出すことなく、次のステップへ進んでいくことになる。 その意味で考えうるリスクを極力減らしたいとするJリーグの考え方は、ここまで徹底するのかと思わせる、71ページにおよぶガイドラインから伝わってくる。もちろんレッズの主張も、ファン・サポーターに寄り添いながら戦っていきたい思いも理解できるが、まずはすべてのカテゴリーで2節のリモートマッチを実施して、サッカーがある日常を取り戻すことが求められるのではないだろうか。 (文責・藤江直人/スポーツライター)