ブレイク必至!? 中日、次世代のスター候補6人
いよいよ球春到来を迎えた2024年シーズンのプロ野球。レギュラーシーズンに向けて各球団がスタートを切ったが、チームの躍進には若手選手の底上げが不可欠といえるだろう。そこで今回は、今季のブレイクが期待されている中日ドラゴンズの若手有望株を紹介する。
ブライト健太
・投打:右投右打 ・身長/体重:184cm/88kg ・生年月日:1999年5月7日 ・経歴:葛飾野高 - 上武大 ・ドラフト:2021年ドラフト1位 プロ2年目の2023年は、覚醒の兆しを見せたブライト健太。2024年は定位置確保が期待されている。 上武大では4年春にレギュラーの座を掴み、いきなりリーグMVPを受賞。全国大会でも打率.615(13打数8安打)、2本塁打の活躍を見せ、一躍注目の存在となった。 抜群の身体能力を誇る外野手と高い評価を受け、2021年ドラフト1位で中日ドラゴンズに入団。 ルーキーイヤーは度重なる故障もあって、一軍での出場機会がなく、二軍でも46試合出場で打率.211、3本塁打と寂しい数字に終わった。それでも、翌2023年は開幕一軍入り。打率.241と目立つような数字を残せなかったが、33試合に出場した。 一方、ファームでは57試合の出場で打率.309、7本塁打、25打点、6盗塁の好成績をマーク。同年10 月に行われたみやざきフェニックス・リーグでも打率.328、3本塁打と着実な成長を見せた。 2024年は、春季キャンプから一軍メンバー入り。熾烈な争いが予想されるが、レギュラー奪取を目指すシーズンとなりそうだ。
田中幹也
・投打:右投右打 ・身長/体重:166cm/68kg ・生年月日:2000年11月28日 ・経歴:東海大菅生高 - 亜細亜大 ・ドラフト:2022年ドラフト6位 ルーキーイヤーは開幕スタメンが濃厚となりながらも、直前で無念の長期離脱を強いられた田中幹也。オープン戦では光るものを見せていただけに、2024年こそはレギュラー奪取が期待される。 亜細亜大では1年春から二塁のレギュラーに定着すると、1年生ながら大学日本代表に選出。3年時からは正遊撃手を担い、4年春のリーグ戦では驚異の1試合6盗塁を記録した。 ドラフト上位候補との呼び声も高かったが、6位指名で中日ドラゴンズに入団が決定。 プロ1年目は春季キャンプから一軍に抜擢され、オープン戦では一時首位打者に立つなど、8試合の出場で打率.333(27打数9安打)と猛アピールを見せた。 しかし、3月19日のオープン戦で右肩を脱臼。その影響で右肩鏡視下バンカート修復術を受け、シーズン中の復帰が絶望的となった。 それでも、シーズン終盤にファームで実戦復帰し、8試合に出場するなど順調な回復ぶりを見せている。プロ2年目を迎える2024年は、再び二遊間のレギュラー争いに名乗りを上げたい。