阪神・岡田監督「リードに酔うてしまうんやろな」「で、一番あかんリードになってしまう」初球痛打のバッテリーに苦言【一問一答】
「阪神2-5DeNA」(22日、甲子園球場) 阪神は拙守が響いて連勝が3でストップ。岡田彰布監督は勝負所で初球を打たれたバッテリーに苦言。マスクをかぶった坂本には「リードに酔うてしまうんやろな」と語り、「一番あかんリードになってしまう」と課題を指摘した。 【写真】渋い!渋い!渋い! アゴがゆがむほど険しい表情の岡田監督 以下、岡田監督との一問一答。 -エラーからだったが、一発は厳しい。 「なあ、3ランは大きいなあ」 -インコースに投げ切れなかった。 「だから、全部初球やんか。点入ってんの。この間の桐敷から。なんで注意せえへんのやろな。毎回や。なんぼいうても一緒や。浜地、なあ」 -早打ちなど、相手が仕掛けを変えてきているわけでもない。 「別に相手は変えてないやろ」 -結果的に伊藤将は先週に続いて一発に沈んだ。 「おお、まあな。3ランはちょっとのお。久しぶりに先に点をとった後やったしのお」 -エラーは語るまでもないか。 「ゴロ飛んだら、全部エラーやな。ええ?記録員も」 -大山はかわいそうだったが、打撃は結果の通り良くなっているか。 「なあ。最初の打席な。だいぶ前でさばいてな。あんだけ前で打ってるの他の選手見たら分かると思うけどな。打ってるやつと打ってないやつの違いがな」 -昨日も差し込まれてもヒットゾーンにいっている。 「ヒットゾーンいうか、ちゃんとスイングできるかどうかやろ。結局は。なあ。今日でもそうやんか。引っ張ってまともなファウルしてんの大山と渡辺2人だけやんか。右バッター三塁線、左バッター一塁線。ボテボテやないで。ボテボテはあかんけどな。そういうことやん。今は打った結果の映像が出るからな。他の選手の見たらええねん。ずっと選手見てても誰も見てないな。人の打席をな。そらベンチにおっても一緒や。打つか打たんだけや。どないして打ってるとかな、ずっと1年間勉強したらええねん。積み重ねなわけやから。そんなん簡単なことと思うよ。プロ野球選手やからな、プロやからな。なんか人のを見て、自分と違うとかな。打ってる人はやっぱええポイントで打ってるなとか」 -岩崎がベンチを外れた。コンディションか 「そういうことやろ」 -2軍に落とすほどではない。 「いや、違う違う。昨日も投げへんかったやん。昨日も投げられへんかったやん」 -森下の状態は良くない。 「ようないんちゃう。今日のフリーバッティング見たら分かるやんか。ひどいなあ。(報道陣も練習中に)ベンチまで来たら、そういうとこ見とったらええんやで。そんなん、俺に聞くくらいなら。自分らも、ベンチまで入れるようになったんやから、バッティングケージ見とったらええやん。みんなどんなことやってるかとか。ほな勉強できるやん」 -貯金もあるし3連勝の後の1敗だが、負けがこんでいるような重い雰囲気が。 「内容が悪いからやろ、やっぱり。内容がの、おーん。今日でも1点とかな、俺もお前、伊藤には『ここで踏ん張っとけよ』て六回な、言うたけど、あそこの1点が痛いよな。1点差とかお前、絶対分からへんやん」 -四回も1点取った後もう1点くらいは欲しかった。 「まあなあ、そのために出してるやつやからのう、左用にな。先に1本でも出てたらな、渡辺でも」 -序盤は打ち合いも想像したが。 「ならんよ。毎試合、5本とか6本やのに、それは打ち合い言えへんやん」 -会見の場所を普段と変えた。 「向こう暑いからや、あんな狭いとこでおまえ、こっちの方が涼しいてええやんか。ゆっくりできるしの、座ったら。大丈夫やで、時間早いから1時間くらい」 -初球を打たれることはミーティングでも言っている。 「そんなんずっと言うてる、いまさらの話ちゃうやんか。前の試合でも桐敷が清宮に、前の前かなんか、そんなん見とったらわかるやんか、びっくりしたわ、2ストライクからな、打たれるし。何回バットの届かんところいけって、そんなん去年からの話や。もうそんなん忘れてもうてるんやろな、あないして高めに外すっていうのはな。去年も何回かあったやん。バットの届かんところに投げたらええ話やん。リードに酔うてしまうんやろな。あわよくば、高めで空振りとかな。で、一番あかんリードになってしまうんやろな」 (自ら) 「もうええの? 近本のこととか聞けへんの?」