「朝にはクビだ!」4連敗&5位転落マンCにサポーター激怒 グアルディオラ監督も「6」示して応戦
◇プレミアリーグ第13節 マンチェスターC 0-2 リバプール(2024年12月1日 リバプール) プレミアリーグは1日、第13節の4試合が行われ、マンチェスターCは敵地アンフィールドで首位リバプールに0-2で敗れてリーグ戦4連敗。リバプールとの勝ち点差は11に広がって5位に転落し、5連覇に早くも黄信号がともった。欧州CLなどを含む公式戦未勝利も7試合に伸びた。公式戦7連勝のリバプールは2位アーセナルとの勝ち点差を9に広げた。日本代表MF遠藤は出番がなかった。 「朝にはクビだ!」 サポーターから非難のチャントを浴びせられ、マンチェスターCのグアルディオラ監督は不敵な笑みを浮かべながら指で「6」を示して“応戦”した。昨季までの8シーズンで4連覇を含むプレミアリーグを6度制覇した実績をアピールするものだったが、4連敗も7戦勝ちなしも自身ワースト。「彼らがあんなことを叫ぶとは思っていなかった。私はクビにされて当然かもしれない」。クラブとの契約を27年まで延長したばかりの指揮官は記者団に語り、「予想していなかったが、それでいい。勝てば笑う。負ければ彼らが笑う。それを受け入れなければならない」と語った。 バロンドールに輝いたMFロドリらケガ人を多く抱えるチームは、絶好調のリバプールに圧倒された。支配率で56%と上回りながらシュート数は7-18。マンチェスターCが枠内に飛ばしたシュートはわずか2本で、エースのFWハーランドも不発だった。前半12分、リバプールのFWガクポに先制ゴールを許すと、後半33分にはFWサラーにPKを決められた。 「落ち込んではいない。できないと思えばクラブと話し合うが、やりたい気持ちはある。人生はいつでも完璧ではない。我々は前のように強くはない。それが現実だ」。グアルディオラ監督は語り、「結果を出すことを考えなければならない。そうすれば選手の何人かが戻ってきて、我々ももっと良くなるだろう」と前を向いた。しかし、ロイター通信は「この夜はマンチェスターCの支配の終焉(しゅうえん)を意味するかもしれない」「常にあらゆる問題に解決策を見つけてきたが、魔法の手腕は一時的に失われてしまった」と伝えた。