與真司郎さん、カミングアウトのその先へ「最近、一人でいることが怖くなくなったんですよ」
2023年7月の自身のセクシュアリティの公表をきっかけに「一人でいることが怖くなくなった」と語る與さん。きっとそれは、心の軸が“他人”ではなく“自分”にあるから。ネガティブになりそうなときの対処法を含めた、自分との向き合い方について伺いました。 【写真】與真司郎さんインタビューショット
與真司郎
男女混合のパフォーマンスグループ、AAA(トリプル・エー)のメンバーとして、 2005年にデビュー。現在はアメリカ・ロサンゼルスに在住、日本とLAを拠点に活動中。自身のライフスタイルを幅広く表現していくブランド「446 - DOUBLE FOUR SIX -」のプロデュースも行う。
最近、一人でいることが怖くなくなった
――カミングアウト直後の2~3カ月はメンタルの状態があまりよくなかったとお話しされていましたが、その当時のお話を伺ってもいいですか? 與さん: もちろん。僕は普段は“人と会いたいタイプ”なんですけど、自分のセクシュアリティについてファンのみんなの前で伝えようと決めた後の、2022年の終わり頃から、約1年間はずっと人に会いたくなくて。不安とかプレッシャーとか、いろんな思いが自分の中に積もっていたんだと思います。 ――その約1年は、どんなふうに過ごされていたんですか。 與さん: プライベートでは本当に信頼できる友達としか会わなかったけど、旅行に誘ってくれたり、そばにいてくれたり、たくさんサポートしてもらいました。自分でも、心のどこかで「ずっとこれが続くわけじゃない」と思いながら生きていましたね。 そういう時間を経験したことで、自分と向き合う時間ってすごく重要だなと思うようになりました。最近、一人でいることが怖くなくなったんですよ。 ――というと、今までは一人が苦手だったんでしょうか? 與さん そうそう。一人でいると「俺、大丈夫かな…」って考えちゃって。でも、いろいろな経験をして自信がついたのか、一人で過ごす時間も楽しめるようになりました。ゆっくり映画を見たり、本を読んだりする時間の大切さを実感しています。