リーグ王者同士の頂上決戦を ソフトバンク王貞治会長は劣勢の古巣へ熱いメッセージ
【名物記者コラム #好球筆打】 ◆パーソル クライマックスシリーズ パ ファイナルステージ 第3戦 ソフトバンク3―2日本ハム(18日、みずほペイペイドーム) 正直、全勝でCS突破を果たすとは思わなかった。レギュラーシーズンの対戦成績は12勝12敗1分けの五分。相手の日本ハムはファーストステージで3位ロッテを倒して勝ち上がってきただけに「勢いの差」が心配されたが、そんなことは無用とばかりにスイープしてみせた。レギュラーシーズンで13.5ゲームの大差をつけた実績は、やはり伊達ではなかった。 ■スタンド騒然!? 人気アイドルが熱烈応援【写真】 日本シリーズ進出は最後に日本一となった2020年以来だから、4年ぶりとなる。気になる対戦相手はまだ決定してないが、セ・リーグ覇者の巨人が同3位のDeNAに3連敗を喫して王手をかけられ、窮地に追い込まれた状態だ。個人的にはリーグ王者同士の頂上決戦が見たいだけに、巻き返しに期待したい。 王球団会長もその一人だった。試合後、まずは4年ぶりとなる日本シリーズ進出への思いを問われ「(日本)シリーズになったら強いと僕は思っている。ホークスは絶対に強いと。僕はそういう思いで見守りたい」とチームを鼓舞。その上で、劣勢にある古巣巨人へ熱いメッセージを送った。 「ジャイアンツは打ててないけど、まだ(CS突破の可能性が)ある。ジャイアンツらしく、粘り強く戦ってほしい」 その言葉には気持ちがこもっていた。巨人が勝ち上がれば小久保監督にとっても古巣決戦だ。楽しみに結果を待ちたい。(石田泰隆) 【#OTTOホークス情報】
西日本新聞社