【ラグビー・関東大学リーグ戦下部入替戦②】3部に駒澤大、東京理科大が昇格!
2試合目は、3部8位の千葉大と4部全勝優勝の東京理科大の激突。先制は残留をかける千葉。5分、敵陣でPKを得ると主将でSO嵯峨康平(4年、盛岡第一)がPGを決めた。 「今年、4部で勝てた理由は、グラウンドの内外チーム全員で声をかけあっていることです。その声をきっかけに試合中、修正できる」。理科大主将のFL井谷真己(4年、桐光学園)は、この試合でもそれを実践できた、という。 7分、全員でつなぐとLO名畑貴之(3年、立命館慶祥)がポスト左内へ置いた。7-3と逆転、ここから理科大がトライラッシュを見せる。 12分のFB小林嶺太(4年、小金)に続き、32分には名畑もトライラインを越える。38分はゴール前スクラムトライを記録し26-3とした。 後半も8分、FL井谷がインゴールへ入ると、左WTB藤森爽真(3年、帝京)のハットトリックなど5トライを積み重ね57-3。大勝で3部昇格を決めた。 井谷は支えてくれた理科大関係者に「1年間、ラグビー的に人間としても成長できました」と感謝した。立教大OBの栗木康佑コーチが話す。「理科大も学生主体のチームです。1年間、彼らは一生懸命、努力した結果、格上に勝利できました」。 4部/5部入替戦は、4部8位の獨協大が29(前半7-7)24で国際武道大(5部1位)を退け残留。4部7位の順天堂大と5部2位東京外国語大は、順天堂62(前半31-0)7外大。順天堂もとどまった。 (文:見明亨徳)