千葉ジェッツの新たな柱、ディー・ジェイ・ホグが大きな刺激を受ける相棒「原選手を見ていると、守備へのモチベーションが高まります」
「自分の強みはディフェンスです。どんな相手にもマッチアップできると思います」
渡邊雄太が開幕2試合目に全治6週間となる左足関節捻挫で離脱中の千葉Jだが、開幕から8勝1敗と安定の強さを見せている。渡邊が不在でも、富樫を筆頭にここ一番でビッグショットを決められる実力者が複数いることがこの強さを支えている。この点について、グリーソンヘッドコーチもこのように自信を見せる。「今日は富樫選手が3ポイントだったり、2ポイントやフリースローを必要な時にしっかり決めてくれました。こういう仕事は渡邊選手が復帰したら彼もできます。ディージェイ選手や、ムーン(ジョン・ムーニー)選手など、ビックショットを決められる選手がたくさんいることはうれしいことです」 クラッチショットを任せられる選手が多くいることは贅沢な悩みだ。ホグは勝負どころで誰が打つべきかについて、次のように考えている。「大事な時間帯こそ、正しい選択をすること。誰であろうとも打てる時にしっかりシュートを打つことが大切です。幸運なことにウチには(ここ一番で)打てる選手がたくさんいるので、ボールが回ってきた時に打ち切る。そして調子が良く、チームとしてシュートを打たせるべき人に、必要な時にボールを渡すことも大切です」 内外バランスよく得点が取れ、ボール運びも難なくこなせる多彩なオフェンススキルを持つホグだが、「自分の強みはディフェンスです。どんな相手にもマッチアップできると思います」と、守備こそが自分の強みと語る。そして、チーム内に切磋琢磨できる相棒がいることが、守備への意識をより強めることに繋がっていると言う。「もちろん得点することは好きです。でも、原(修太)選手のディフェンスを見ていると、守備に対する自分のモチベーションが高まります。お互いにコミュニケーションを取りながらやっていて、今シーズンはまずディフェンスにプライドを持って戦っていきたいと思っています」 ホグのオフェンス面での活躍に目が行きがちだが、原のようにガードからビッグマンまで守れるディフェンス力にも注目だ。そして、ホグと原の鉄壁コンビこそが、千葉Jのスタートダッシュを支えている。
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