今の時代「固定電話」は本当に必要? かかる費用やメリットを教えて!
固定電話の現状と必要性を解説します。また、費用やメリット・デメリットを交えて固定電話を持つ利点や比較を行うため、固定電話の利用を検討している方の判断材料として、ぜひ参考にしてください。 ▼町内会費の支払いを拒否したら「今後ゴミを捨てるな」と言われた! 本当に従う必要はあるの?
固定電話の種類
固定電話には4種類があり、それぞれ通信方法と料金が異なります。 アナログ回線は、NTT東日本・西日本が提供するアナログ信号の電話回線であり、電話加入権を購入して回線の利用券を得ることから「加入電話」ともいわれています。 次にISDN回線は、デジタル化した音声をアナログ回線と同じ導線を使って伝送しますが、FAXやインターネットなど電話と同時に使えるのが特徴です。 IP電話は、インターネット回線を経由して「050」で始まる番号を使う電話システムです。ただし、フリーダイヤルや110番などの緊急通報電話をかけることができません。 最後に光電話とは、インターネット接続の光ファイバーケーブルを使った電話回線です。光回線を使った通信の安定性と高音質が特徴ですが、停電時や通信障害が発生すると使えないケースがあります。
固定電話にかかる費用
NTT東日本を例に、アナログの固定電話で必要な費用をご紹介します。まず、新規加入の場合、NTT東日本の「加入電話」では、契約料880円と施設設置負担金の3万9600円が必要で、合計4万480円となります。 施設設置負担金なしで設置できる「加入電話・ライトプラン」では、契約料880円と工事費3300円の合計4180円が必要です。さらに、表1のとおり、毎月の費用として「回線使用料」が発生します。 表1
出典:NTT東日本「毎月の基本料金」から筆者作成 ほかに、屋内配線使用料として加入電話・加入電話ライトプランともに66円、ユニバーサルサービス料2円、電話リレーサービス料1.1円などの負担が必要です。 通話料金としては、県内通話・県間通話は全国一律9.35円/3分、携帯電話へは17.6円/60秒となります。