今の時代「固定電話」は本当に必要? かかる費用やメリットを教えて!
固定電話のメリット・デメリット
総務省「電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表(令和5年度第3四半期(12月末))」によると、固定電話の契約数は5004万回線となり、前期と比べて0.5%減少しています。「0ABJーIP電話」は3621万回線「NTT東西加入電話」は1263万回線と続きます。 固定電話をもつメリットとしてまず挙げられるのは、「FAXが使える」という点です。特に法人の場合にはFAXの送受信が求められるケースがあります。また、停電時でも回線から電力供給できる電話機であれば、電話が利用できます。さらに、通話料金は携帯電話よりも安価です。 デメリットとしては、導入や解約時に工事と費用が必要となる点が挙げられます。NTT東日本の「加入電話」の場合、施設設置負担金として3万9600円が必要です。また、転居の際には、番号の変更が必要になります。
光回線の固定電話という選択肢
現在は固定電話の代わりにインターネット回線を使った電話を自宅にひく方が増えています。回線によりますが、従来の電話機をそのまま使用し、固定電話の電話番号を引き継ぐことも可能です。 フリーダイヤルや110、119番などの緊急電話も使えるため、従来の固定電話とほぼ同等のサービスを利用できます。光回線の契約が必要ですが、すでに回線を契約している場合はすぐに使えます。 例えば「フレッツ光」を契約している場合、提供する「ひかり電話」を使うためには月額使用料として550円の追加で可能です。日本国内の加入電話への通話料は8.8円/3分、携帯電話へは17.6円/60秒となります。 電話加入権の購入が不要かつ月額利用も安価でありながら、ナンバーディスプレイなどのオプションサービスも充実しているため、多くの方に選ばれています。
固定電話は手軽に持てる
従来の固定電話は設置の費用や月額料金が必要ですが、インターネット回線を利用した「光回線電話」は、手頃な価格で固定電話を持つことができます。現在契約中の回線により契約方法や料金が異なるため、まずは問い合わせてみましょう。 出典 総務省 電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表(令和5年度第3四半期(12月末)) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部