キャンプの醍醐味をもっと知りたい! スペシャリストを目指せるアウトドアの「資格」とは
子供から大人まで誰もが楽しめるキャンプ。あまりイメージはないかもしれませんが、じつはキャンプにまつわる「資格」があることを知っていますか? どのような資格を取ることができるのか、詳しくチェックしていきましょう。 【写真】アウトドアの資格の各認定証をチェックする(全3枚)
キャンプの魅力を伝えるインストラクター
「キャンプの魅力を伝えたい」という人には、インストラクターの資格がぴったり。たとえば日本キャンプ協会では「キャンプインストラクター」を認定しています。まずキャンプインストラクターになるには、理論と実技の講習会を受けて試験に合格すればOK。さらに運営やマネジメントに携わりたいという人は、「キャンプディレクター」1級・2級の資格も用意されているのでぜひ挑戦してみてください。 オートキャンプ派の人には、オートキャンプ全般の知識が身につく「公認オートキャンプ指導者(インストラクター)」(日本オートキャンプ協会主催)がおすすめです。2日間にわたる講義では、キャンプの歴史から安全管理論まで様々な知識を学ぶことに。試験に合格すると「公認オートキャンプ指導者証」が発行され、インストラクターとして活動できます。
最新のバーベキュー技術を学ぶなら
続いて紹介するのは日本バーベキュー協会による「バーベキューインストラクター」の資格が取れるバーベキュー検定」です。バーベキューが好きな人、バーベキューに詳しくなりたい人を対象とした資格で、初級・中級・上級があります。 初級で目指すのは、バーベキューに対する正しい認識を持ち、手際よく炭を熾(おこ)して肉が焼けるレベル。約3時間の講義と実習を経て筆記試験に合格し、バーベキューインストラクター登録をされれば、バーベキューインストラクター専用のIDカードと認定書が発行されます。バーベキューのスペシャリストを目指したいという人は、ぜひ中級と上級にもチャレンジを。
ブッシュクラフトを極めてキャンプの猛者になる
自然にあるものを活用してキャンプに臨みたい方や、自然と一体になって楽しむ「ブッシュクラフト」に興味がある方にもおすすめの資格があります。ブッシュクラフトとは、人工物を極力持ち込まずに自然と調和するキャンプスタイルのこと。ナイフや火打石など極力必要最低限のギアだけを持ち込み、必要なものは現地で調達します。 ブッシュクラフトの資格としては、日本ブッシュクラフト協会の「認定ブッシュクラフター」が取得できます。火おこし術や野営のためのロープワークスキル習得など、全部で5つの認定資格が取得可能です。 それぞれ講習を受けて試験に合格すれば、各分野で報酬を得ながら指導ができるようになるのがポイント。また、5つすべての講習を受講し、試験合格を達成すると「JBA認定ブッシュクラフター認定証カード」が発行されます。意外と充実しているキャンプにまつわる「資格」。興味のある分野があれば、ぜひ資格取得に挑戦してはいかがでしょうか。
野中陽平