アリアナ・グランデやハリー・スタイルズのネイルを手掛けるブリトニートーキョー LAで大活躍の秘密
レッドカーペットやハリウッド、映画や音楽、ファッションの煌びやかな世界と大自然が共存する大都市ロサンゼルス。世界のエンターテイメントの発信地であるこの地へ、日本からさまざまなクリエイターが移住している。ロサンゼルスに移住して3年、スタイリスト歴23年の水嶋和恵が、ロサンゼルスで活躍する日本人クリエイターに成功の秘訣をインタビュー。多様な生き方を知り、人生やビジネスのヒントを探る。第1回は、名だたるセレブリティを担当するネイルアーティスト、ブリトニートーキョーの半生に迫る。 【画像】アリアナ・グランデやハリー・スタイルズのネイルを手掛けるブリトニートーキョー LAで大活躍の秘密
日本では「ウィアード」でも、米国では「ギフテッド」
水嶋和恵(以下、水嶋):ネイリストになった経緯を教えてください。
ブリトニートーキョー(以下ブリトニー):まず、コンピュータープログラミングやグラフィックアートを学ぶ短大を卒業し、当時流行していたアパレルブランドのショップ店員として「渋谷109」で働くことに。しかし「立ち仕事は向いていない」と気付きました。改めて将来のことを考え、座り仕事で髪色が自由な職業を探すと、選択肢は“闇金の電話番”か“ネイリスト”(笑)。親にも相談したところ「ネイリストにしなさい」と説得され今に至ります。その後、日本でネイリストの学校を卒業し、現在はロサンゼルスでネイリストをしています。
水嶋:ネイリストが夢だったわけではないのですね。
ブリトニー:ネイリストを目指していたわけではないですが、幼少期から絵を描くことが好きで、自分の爪にも絵を描いていました。幼稚園のときの夢は絵描きになること。ただ、それを周囲に伝えられないシャイな子どもでした。今思えば順応性のないタイプだったのかもしれません。日本では「ウィアード(変わっている)」と言われる人も、米国では「ギフテッド(神が与えた才能がある)」な人と呼ばれることがあります。今ロサンゼルスに住んでいて、自分の居場所を見つけたと感じています。
水嶋:移住先にロサンゼルスを選んだ理由は?