「心機一転して日本一に」 現役ドラフトで巨人に移籍、田中瑛斗が抱負 「新しい野球を経験したい」
9日の現役ドラフトで日本ハムから巨人に移籍した田中瑛斗投手(25)が12日、東京・大手町の読売新聞ビルで入団会見。「新しい野球を経験したい気持ちもあったので、ジャイアンツに指名していただいて光栄。心機一転して日本一になれるよう頑張りたい」と抱負を語った。背番号は「45」に決まった。 田中瑛は先発と中継ぎの両方をこなす右腕。大分・柳ヶ浦高から2017年のドラフト3位で日本ハムに入団し、1軍では通算10試合登板で1勝4敗、防御率6・00。今季は中継ぎで3試合に登板して防御率11・25と振るわなかったが、2軍では先発と中継ぎで計29試合に投げ、防御率2・35の好成績を挙げた。 田中瑛はセールスポイントとして、内角をつく投球と多彩な変化球をアピール。「トップレベルの投手が集まっている中に加わっていくのは厳しいけど、1軍に1年間い続けて、任されたポジションで力を出したい」と意気込んだ。 柳ヶ浦高の先輩である脇谷亮太・2軍内野守備兼走塁コーチ(43)から「最初は不安だろうけど、気にしなくていい」と激励されたことも明かし「野球に専念するだけという思いになれた」と気を引き締めた。 会見に同席した水野雄仁スカウト部長は「1軍のピースにはまってくれるという評価で獲得した。起用法はキャンプに入ってからになるが、先発でも中継ぎでも期待に応えてほしい」とエールを送った。
中日スポーツ