高校バレー強豪県復活なるか、神奈川の男女4校が挑む 1月5日開幕の春高バレー
■8強以上が目標 世界ユースのエース擁する横浜隼人
下級生が主体の若いチーム。今夏の全国高校総体は出場を逃したため、春高が初めての大舞台となる。年明けに向け、筋力トレーニングに力を入れている。
佐藤監督は「東京体育館の雰囲気に飲まれさえしなければ、怖いもの知らずの勢いを見せてくれるはず」と期待を語る。序盤からエンジン全開で波に乗れるかどうかがカギとみる。
攻撃の軸となるのは、今夏の世界ユース選手権の日本代表に選ばれたエース、マクアリスター選手。対角で組む佐々木選手、県予選で活躍したセッター瀧沢選手の両1年選手からも目が離せない。
「どんなに苦しい場面でも明るくプレーできるのがチームの持ち味」だと、三沢主将。モットーの全員バレーの真価を発揮し、前回大会で先輩たちがつかんだ8強より上へ、と意気込む。
初戦の相手は首里(沖縄)。三沢主将は「支えてくれる人たちに感謝し、全力でプレーを」と誓う。
■悲願の春高1勝を 大和南
レギュラーは全員が3年生。それだけに橋本主将は「春高の大舞台に立てるのはこれが最初で最後。県代表として1つでも多く勝ち星を残し、応援してくれる方々に恩返ししたい」と気合を込める。
攻撃の引き出しが多い佐藤、橋本両選手を、セッター山本選手が堅実なトス回しで支える。しかし県予選の決勝では、序盤で先行しながら逆転を許してしまう展開が続いた。
それを教訓に予選後は、試合中盤以降のあらゆる場面を想定した攻撃パターンの工夫に余念がない。さらに、強みであるレシーブ力のレベルアップも図り「相手に隙を見せず、こちらのペースに持ち込みたい」(高橋監督)と狙う。
初戦の相手が今夏の全国高校総体で敗れた鹿児島実に決まり、リベンジに向け燃えている。チームの合言葉「感動するバレー」で、悲願の春高1勝を目指す。