【ニューイヤー駅伝】パリ五輪で快挙のマラソン6位・赤﨑暁と3000m障害8位・三浦龍司、20年ぶりに五輪入賞者2人が出場
学生時代には全日本大学駅伝3区(11.9km)を区間新記録(区間3位)で走ったこともある。駅伝を苦手とする要因を、次のように自己分析している。「個人種目は結果に対して、自分が責任を負うだけです。それがチームで走ると、気負いが出てしまうのだと思います」 メンタル面の課題をどう解決するか。具体的な方法は言及しなかったが、現状を認めることでやるべきことが見えてくる。ヒントはマラソンの成功パターンにあるかもしれない。「上りの走りにはメンタル面が大きく影響していると思います。ペース自体は動かせる(対応できる)スピードです。脳を騙すじゃないですけど、行けると思うことで走ることができます。それ以上に練習が大事で、パリ五輪ではその練習ができていた自信がありました」 駅伝への苦手意識の克服も、練習の中で自信を持つことが一番の方法だ。タスキを上位で受けたり近くにライバル選手がいたりすることも、きっかけになるかもしれない。ニューイヤー駅伝に向けてのプロセスで、何かをつかむ可能性はある。赤﨑が駅伝でも“楽しい”と感じられる走りができれば、群馬でもパリ五輪のような“予想以上”の結果が期待できる。 (TEXT by 寺田辰朗 /フリーライター) *写真は左から、赤﨑暁選手、三浦龍司選手
TBS NEWS DIG Powered by JNN