「日本メディアを再歓迎している」大谷翔平が去り、菊池雄星が加入した“エンゼルスの今”…GMが明かした菊地への評価「彼のベストシーズンはこれから」
テキサス州ダラスで行われたウインターミーティング最終日。エンゼルスのロン・ワシントン監督と3人の広報スタッフと朝食をともにする機会に恵まれた。メンバーは地元ビートライター3人と愚生を含めた日本人記者4人の計11名。ウインターミーティングで主役を張り、プロスポーツ史上最高の15年総額7億6500万ドル(約1193億円)でメッツ入りが決まったフアン・ソト話題で会話に花が咲いたが、アダム・チョズコ広報部長は4人の日本人記者に対し笑顔で話した。 【現地写真】「雄星センパイにペコリ!…大谷さん礼儀正しいし仲良し」「なぜか泣けてくる…“大谷ユニ姿”のエンゼルスファン」「あの日本企業の広告も…」元同僚との“愛され写真”も合わせて見る 「来季、みなさんがまたエンゼルスタジアムに足を運んでくれる機会が増えることを考えるととても嬉しい。待っています」 大谷翔平がエンゼルスに在籍していた去年までは連日、日本メディアだけでも最低15人以上が取材に訪れ、賑わいを見せていたが、今季は日本人メディアはほぼ皆無の状態。本拠地取材では先の地元ライター3人、遠征先では1人ということもあったという。だが、このオフは、菊池雄星を迎え入れた。広報部長が我々日本メディアを再歓迎してくれていることがひしひしと伝わった。
エンゼルスGMが明かした“菊池雄星への本音評価”
11月27日。エンゼルスは菊池雄星(アストロズからFA)と3年総額6300万ドル(約98億2800万円)で契約したことを発表した。単年2100万ドル(約32億7600万円)の年俸は、アンソニー・レンドンの3800万ドル(約59億2800万円)、マイク・トラウトの3545万ドル(約55億3020万円)に次いでチーム3番目の高額であり、投手としては同じ先発左腕のタイラー・アンダーソンの1300万ドル(約20億2080万円)を大きく上回りナンバーワンだ。まさに『エース』としての高額待遇。ペリー・ミナシアンGMは、数字的には昨季9勝10敗、防御率4.05だった菊池に対し、なぜこの評価を与えたのかを力説した。 「彼の基本的な数字、奪三振、四球の数字を見ると、全体的に質の高い年だった。三振は本当に、本当に重要だ。ストライクゾーンを攻める投手ということ、耐久性があるということ、この2つはとても重要であり、我々のクラブにぜひ加えたかった要素だ。空振りは守備のプレッシャーを軽減できる。そういう投手を加えることは重要だった。だから、彼はそれらすべてにフィットした。トロントからトレードでヒューストンへ移ってからの好調は明らかだった」 ブルージェイズからアストロズ移籍後に菊池が残した成績は5勝1敗、防御率2.70。ポストシーズン進出への切り札として期待された中で見事にその重責に応えた投球が大きく評価された。その中で同GMが語った『奪三振、与四球、耐久性』の数値こそ、菊池がメジャーでも有数の先発投手であることを示している。
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