キャベツの価格3・4倍、レタスは2・4倍…猛暑と天候不順で野菜が高騰
野菜の価格が高騰している。農林水産省が7日発表した食品価格動向調査(昨年12月23~25日)によると、キャベツの全国平均小売価格は1キロ・グラムあたり453円で平年の3・4倍だった。レタスも2・4倍の993円で、葉物野菜を中心に調査対象8品目の全てが平年を大きく上回った。
調査は全国470の小売店で実施した。キャベツやレタスは昨夏の猛暑や昨秋の天候不順のほか、12月の低温や干ばつの影響で高値が続いている。ハクサイとダイコンも平年の2倍近くの高値をつけた。
一方、同省は今年1月の野菜の卸売価格について、対象15品目のうちサトイモを除く14品目が平年を上回って推移するとの見通しを発表した。主産地の天候不順などで、出荷量の減少が見込まれるという。