「俺の夢は、息子の夢。俺の夢は、応援してくれるファンの皆様の夢だ」

勝利の喜びを嚙み締め子供達と引き上げる後藤洋央紀

新日本プロレスは8月7日（水）、東京・後楽園ホールにて『G1 CLIMAX 34』第12戦を開催した。 【動画】『G1 CLIMAX 34』後藤洋央紀vsデビッド・フィンレー（試合ハイライト） 『G1 CLIMAX 34』 日時：2024年08月07日 (水) 17:30開場18:30開始 会場：東京・後楽園ホール 観衆：1,504人 メインイベント（第8試合）では『G1 CLIMAX 34』Bブロック公式戦が行われ、後藤洋央紀（3勝3敗）とデビッド・フィンレー（4勝2敗）が対戦。 両者は3月に開催された『NEW JAPAN CUP』で対戦予定だったが、フィンレーが体調不良で欠場し、後藤の不戦勝に終わっていた。今夜はその対戦の代わりとしての初のシングルマッチである。 後藤の入場時には最愛の子供たちが見守る中、会場から大きな「後藤」コールが巻き起こり、フィンレーは外道をセコンドに迎え入場。 開始のゴングが鳴ると、リング内は後藤への応援で包まれた。試合はフィンレーのラフな攻撃で始まる。 後藤の髪を掴んでの反則攻撃や、場外でのフェンスへの激突などを見せるが、後藤は怯まず応戦した。 試合中盤、後藤はエルボーとラリアットでフィンレーを場外へ叩き出し、リング内外で激しい攻防が続く。 フィンレーはさらに外道から凶器を手渡され、反則を狙うが、後藤は巧みにかわしヘッドバットで反撃に出た。 終盤、フィンレーが猛攻を仕掛けるが後藤はこれをしのぎ、最後はフィンレーにGTR改を炸裂させ、執念の勝利を収めた。 試合後、後藤はマイクを手に取り「本日も超満員のお客様、有難うございました。最高ですよ、これが『G1』ですよ！そして、今日実は自分の息子と次女が応援に駆けつけてくれました！お父さん、勝ったぞー！！お父さん、お父さん、今日頑張ったから、明日から勉強頑張れよ！怒ってないからな、怒ってないぞ。　『G1 CLIMAX』まだまだ最後の結果はわかりませんが、ここにいるお客様は、きっと分かってるよな、オイ、『G1』のGは後藤のG！！」 ＜試合結果＞ ▼メインイベント（第8試合） 30分1本勝負 『G1 CLIMAX 34』Bブロック公式戦 後藤洋央紀 〇（4勝3敗＝8点） vs デビッド・フィンレー ×（4勝3敗＝8点） 17分51秒 GTR改→片エビ固め ■試合後バックステージコメント 後藤「『G1 CLIMAX』、今日が大きなヤマだと思ってましたよ。そんなヤマを完全なる勝利で越えることができたのは、息子はじめ、応援してくださる皆様のおかげです。本当に、ありがとうございました。俺の夢は、息子の夢。俺の夢は、応援してくれるファンの皆様の夢だ。『G1 CLIMAX』、まだまだ俺は夢を見るぞ。その先に目指すは、頂点のみだ！」 フィンレー「（※床に倒れ込み、笑いながら）こんな試合は初めてだ。分かるか？　あの試合はわざと負けたんだ。自分を鼓舞するために。自分を奮い立たせるために。知っての通り、俺はこの『G1』に賭けている。俺は天才で、このトーナメントが簡単すぎたから、難易度の設定を少し調整する必要があった。そうでもしないと、楽しくないからな！だから、難易度を上げたんだ。 ゴトーは何もしていない。俺がアイツを勝たせたんだ。そうすることで、SAVAGE KINGが窮地に追い込まれ、そこから脱する瞬間を味わうことができる。このトーナメントは俺のものだ。俺がこの『G1』を制覇する。これからが面白いぞ。自ら進んで立った窮地から、脱する必要があるからな。『G1 CLIMAX』は俺のもの。次の相手が誰か分からんが神の御加護があることを祈るぜ」 ＜写真提供：新日本プロレス＞