（ブルームバーグ）： オンラインコミック運営会社ウェブトゥーン・エンターテインメントの米国での新規株式公開（ＩＰＯ）は、３億1500万ドル（約506億円）規模となった。ＩＰＯ価格は仮条件レンジの上限に設定された。

ＩＰＯの条件によると、韓国のネイバーが出資する同社は1500万株を売却。仮条件レンジは１株18－21ドルだった。

米証券取引委員会（ＳＥＣ）への届け出によると、米ブラックロックが管理するアカウントが、コーナーストーン投資家（中核投資家）として最大5000万ドル相当の株式を購入することに関心を示したという。

ブルームバーグの算定では、ＩＰＯ価格に基づく同社の評価額は約27億ドル。

届け出によれば、ＩＰＯ完了後はネイバーがウェブトゥーン株60％余り、ＬＩＮＥヤフーが約25％を保有する。

ウェブトゥーンは、150カ国以上で2400万人のクリエイターと約１億7000万人の月間アクティブユーザーを結ぶサービスを展開。昨年の売上高は12億8000万ドルで、純損失は１億4500万ドルだった。

今回のＩＰＯは、ゴールドマン・サックス・グループ、モルガン・スタンレー、ＪＰモルガン・チェース、エバコアが主導。ウェブトゥーン株は27日にナスダック・グローバル・セレクト・マーケットで証券コード「ＷＢＴＮ」で取引開始の予定。

原題：Naver-Backed Webtoon Meets Goal to Raise $315 Million in IPO（抜粋）

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