ブレントフォード指揮官、FWトニーの去就について言及「基本的にすべてが宙に浮いている」
ブレントフォードを率いるトーマス・フランク監督が、今夏の移籍が噂されるイングランド代表FWイヴァン・トニーについて言及した。23日、イギリスメディア『BBC』が同監督のコメントを伝えている。 現在28歳のトニーは、2020年夏に当時チャンピオンシップ(イングランド2部)に所属していたブレントフォードへと移籍。2020-2021シーズンには得点王を獲得するなど活躍し、同クラブを史上初のプレミアリーグ昇格に導いた。翌シーズンもリーグ戦33試合に出場して20ゴール4アシストを記録するなど力強く攻撃陣を牽引。しかし、合計262件の賭博規則違反でFAから起訴されたことにより、昨年5月に8カ月間に渡るサッカー関連活動の停止処分が下された。それでも今年1月に復帰を果たすと、最終的に2023-2024シーズンは公式戦17試合出場4ゴール2アシストをマーク。EURO2024を戦うイングランド代表にも選出され、3試合に出場して1アシストを記録した。 これまでアーセナルやチェルシーなど、数多くのビッグクラブからの関心が報じられていたトニー。だが、現在まで移籍の実現には至っておらず、18日に行われたクリスタル・パレスとのプレミアリーグ開幕戦ではメンバー外に。一部メディアによると、ブレントフォードは同選手の移籍金設定額を大幅に引き下げ、4500万ポンド(約86億円)程度で売却を許容する見込みだという。 そんななか、フランク監督がサウジアラビアからの関心も噂されるトニーについて言及。「イヴァンは1週間ずっとトレーニングしていた。あらゆる面で良い姿勢でトレーニングしていた。彼は参加することも、参加しないこともできた」と同選手が自らの意思でチームの練習に参加していると明かした。 また、移籍市場の閉幕が目前に迫っているものの、「彼は30日以降もここにいるかもしれないし、いないかもしれない。基本的にすべてが宙に浮いている」と未だトニーの去就が不透明であると説明。続けて、「彼がここに残るなら私はとても幸せだ。 もしいなくても彼の代わりに喜ぶよ」と語っている。
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