「子どもと2人で、土日のスーパーに行くのが辛かった」借金まみれのくせに不倫していた夫。0才児をかかえた妻が「不倫はしょせん、まやかし」と悟るまで
今井ひとみさんは、北海道で夫婦問題を専門に扱う行政書士。ご自身の離婚経験、シングルマザーの経験をもとにした相談が信頼を集め、不倫カウンセラーとしても活動しています。いわば、夫婦関係や不倫のいざこざを整理するプロといえるでしょう。 【データ】レスの割合は? 年齢別の目的は? 本記事では、そんな今井さんご自身の結婚と離婚について聞きました。 20歳の時に職場で出会った同い年の俊さん(仮名)と恋に落ちました。授かり婚をしたのは、それから間も無くのこと。振り返っても、「訳も分からず子どもが結婚した感じだった」と言います。
ガス代が払えず、ガスを止められた
ひとみさんが若くして結婚したのには訳がありました。俊さんの子どもを妊娠したのです。 「いわゆるデキ婚です。21歳の時に子どもが生まれたので働くことができず、彼の収入に頼らざるを得ませんでした。給料から生活費をもらわないと生活できなかったのですが、お金がなくて、電気代やガス代も払えませんでした。 『家にお金を入れてください』と言っても、一向にお金が入ってこなくて、ついにガスを止められてしまいました。赤ちゃんのミルクを作ることもできず、困り果てました。」 実は、俊さんには多額の借金があったのです。税金の支払いの督促状が届くなど、次から次へと借金があることが分かってきました。 「出産前から怪しいなと思うことは時々ありましたが、トドメはガスを止められたことでした。幸い義両親がすごくいい方で、少しは経済的に援助してくれたし、ご飯を持ってきてくれたりして、協力してやっていきましょうという感じでした。」 しかし、夫婦なので毎日同じ部屋で暮らしていかなければなりません。ひとみさんは、仕事を終えて帰宅した俊さんを、「借金はいくらあるの?」「今月の給料はどうなっているの?」と質問攻めにしました。 「俊さんは不動産関係の仕事をしていたのですが、お客さんからもらっていないお金、売掛金がありました。一旦、売掛金を自分で立て替えて、後でお客さんからそれを回収していました。 回収したお金を生活費に充ててくれたら良かったのですが、彼は回収したお金を飲み代に使ってしまったのです。 私は、そんなこと全く知らないので、毎日、毎日聞くわけです。 疲れて帰ってきたのに、やれ今月の支払いがどうとかガス代がどうとか言われて、さぞかし嫌だっただろうと思います。でも、私も0歳児を抱えて必死でした。聞かないわけにはいきません。 毎日私に問い詰められるので、だんだん重荷になってきたのでしょう。俊さんは不倫に走りました。」
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