「きみの顔が、のっぺらぼうに…」失恋に苦しんだ60代女性の“心の断捨離”【人生の午後に詠む短歌 #ごごたん】
いま、巷で「短歌」ブームが起きているのをご存知でしょうか? ミドルエイジ女性読者から募集した「人生の午後に詠む短歌」を紹介していきます。
心の断捨離、完結
君の顔 のっぺらぼうに 見えし今 心の断捨離 ここに完結 作者/ 志創(60代) 解説: 長くお付き合いしていた方と、些細なことから意地の張り合いとなり、話し合いもせずに勢いで別れてしまいました。 後悔先に立たずの通り、冷静になった日から数年間は未練に苦しみながらも、時の流れが彼の顔をのっぺらぼうに。 『人生の午後を詠む短歌 #ごごたん』 とは? 何気ない日常の気づきや、ちょっと笑える瞬間、恋愛の切ない気持ち、家族への揺るぎない愛……などを5・7・5・7・7の5句31音の歌体で表現する。短歌とは、古くは万葉集の時代から使われてきた一種の自己表現です。 特に、さまざまな人生経験を重ねてきた女性たちの歌には多くの共感の声が寄せられ、また生き方を見つめるヒントがたくさん詰まっていると話題を呼んでいます。 前回記事「姉妹のように育ったペットが亡くなり1年。突然発見した「忘れ形見」とは?【人生の午後に詠む短歌 #ごごたん】」>>