「年末年始は休業も」 コンビニ加盟店団体が会見(全文1)加盟店は限界に達している
正月は客が来ない店も
酒井:嘆願内容は以上です。実際年末年始というのは、立地にもよると思うんですよ、非常に。正月に忙しい立地もありますし、まったくお客さまが来ない立地もあります。もちろん皆さん思われるように、われわれというのは契約に基づいてやっております。契約を結んでいます。もちろん契約を履行するという責任はありますけれども、今の現状の加盟店というのはもう限界に達しています。もちろんそれを守る義務はあるかも分からないですけれども、日々もう限界で、われわれは労働者ではないので守られないので過労死にはならないんですけれども、それによって過労状態になって命を落とす方も出てきているのが現実で、もう限界だ、もうどうしようもないという問い合わせも、常に組合のほうには月に1件、2件というのは寄せてきてもらっています。だから契約書は大切ですけれども、契約書よりも命のほうが大切じゃないかなという思いは変わっておりません。命より重い契約書はないということだと思います。 そういう中で、やはり本部は加盟店の従業員およびオーナーのことを考えて行動をやっていただきたい。特にセブン‐イレブンはリーディングカンパニーですし、業界自体を変えるにはやはりリーディングカンパニーが中心となって動かねばならないと思います。そういう意味で、今回セブン‐イレブンのほうに行かせてもらいました。もちろん1社、セブン‐イレブンのみで変わるようなことも、ここまで大きな社会インフラの中心とかいわれるような形になってきたら変わらないところもあるかも分からないです。もちろん本部を責めるだけでは、それでは変わらないところもあるので、それはセブン‐イレブンが主導権を持って、政治も含めてそのシステムを考える、そういうことをしていっていただかないと、この業界自体が維持できない、今、状況になっています。
本部がきっちり向き合っていないのではないか
そのことを踏まえて今回行動させていただきました。また、今日はセブン‐イレブン本部のほうに入ってお話をさせてもらったんですけれども、基本的には今回は私はサポーターという形で、極力発言は控えてくださいという形にはなりまして、佐藤と吉村の2名が中心にお話しさせてもらいましたけれども、そこのところで私は最後に言わせてもらったのは、今回セブン‐イレブンさんのほうでいろいろな不祥事、残業代の手当の計算間違いとか、一部の社員による無断発注等、いろんな不祥事があって、それがメディアに取り上げられていると。それによって、各加盟店の実は売り上げも下がってきているわけなんですよね。 各加盟店は看板代を借りて、そしてほとんどが零細商店として生活している。そしてそれによって、本部の不祥事によって会社の看板が傷つけられて、そして売り上げが下がると生活に関わってきています。それに対して十分な説明と、加盟店に対しての謝罪がないという話をセブン‐イレブンの加盟者から聞きます。その辺りをはっきりとするのと、今改革をしています、行動指針を出していますということを本部側は言っていますけれども、もっとスピード感がないことには、やはり今いろいろな加盟店とか団体で、問題が噴出し、過激な行動をされるところも出ていますけど、それはやはり本部側がそういうふうな行動をさせるというか、そこのところにきっちりと向き合っていないのではないか。加盟店に対してきちっと向き合っていないのじゃないかっていうところがあると思いますので、その辺りも含めて考えてもらいたい思いがあって今日、本部に行きました。 ですから、今後本当に今現在も協力していただいているいろんな国会議員の先生も含めて、政治も含めて、この業界が良くなるように進めていきたいと思いますし、その思いでセブン本部のほうを訪問させていただきました。私からは以上です。よろしい? 何かありますでしょうか、補足。 吉村:ないです。 酒井:よろしいですか。では質疑応答のほうに入らせていただきたいと思います。まず挙手でお願いしたくて、そして社名を言ってから質問お願い。名前と社名を言って質問のほうをお願いします。質問のある方、おられますでしょうか。はい。