60代、人生やり直すチャンス。健康を優先して、無理をしないことが大事
60代、なにより大事なのは心身の健康
61歳になり60代の実感を得た感じです。さすがに、もう50代の私とは違うと悟ったのです。なによりも大事なのは「心身の健康」。 早起きすることはいいことだ! 早起きして一日を有意義に過ごそう! ダラダラ寝ていたら時間がもったいない! なんていう価値観を手放しました。 ・私の起きたいタイミングで起きる ・眠くなったら無理せずしっかり寝る 以前まで、眠い眼をこすって仕事をしたりしていましたが、そんな仕事のやり方を手放しました。ときには夜9時ごろに寝てしまうこともあります。そんな時は「今日もよくがんばったな私。寝るのは明日を元気に過ごすため!」と自分を褒めて愛犬と布団にもぐり込みます。このように毎夜、寝る前によかったことを思い返して寝るようにしています。すると、 (1)ポジティブな経験や自己評価が強化される (2)入眠がスムーズでリラックスした気持ちで眠れる (3)自分を褒める習慣は自信につながる 体力が落ちてきた60代は、良質な睡眠で脳のパフォーマンスを高め、自分を褒めることで脳がポジティブなサイクルをつくる手助けをします。気合や根性で乗りきるより脳の働きをうまく使っていくことです。
がんばらない!食事のルール
食いしん坊なので、料理が苦になりません。仕事の息抜きがてらキッチンに立つのも好き。とはいえ、年々レパートリーは減る一方。凝らない、時間をかけない、つくりすぎない。“三ない主義”になったからです。ほかにもこう考えるようになりました。
●おいしいものは「外で食べる」
天ぷら、焼肉、お寿司などは家でもできますが、外で食べることにしています。揚げたて、焼きたて、色なものを少しずつというよさをしっかり味わいたいので、家ではしないと決めました。家庭でつくると大皿に何皿にもなってしまう天ぷら、今なら揚げているだけで胃もたれしちゃいます。
●少しでいいものは「レトルト」を頼る
カレーライスをできるだけ少なくつくったつもりが、何日もかけてひとりで食べきった経験から、カレーライスは食べたいときにレトルトを温める。トッピングに目玉焼きや焼き野菜を添えれば、まるで自家製カレーのようになります。鍋も汚れないし、言うことなし! です。 その代わりといってはなんですが、毎日みそ汁をつくって飲んでいます。飲むというより、具だくさんにして食べているというほうが正しいかも。冷蔵庫にある残り野菜をひと口大に切って、市販の顆粒だしを溶かしてつくっただし汁で煮て適当にみそを入れる。 それすら、面倒な時には、お椀に、かつお粉、みそを入れ熱湯を注いで混ぜる。具材は、青さのり、とろろ昆布、刻みネギ、ワカメなど簡単に熱が通るものを選んで入れるだけの即席みそ汁です。みそ汁は、胃袋を温めてくれるし、腸内環境を整えてくれたり、冷えも予防してくれます。最近は滅多にしませんが、二日酔いの回復には効果てきめんです。