【フランスで三ツ星・小林 圭シェフ監修】「KEI」の世界観を体感!個性あふれる国内レストラン4軒
ESPRIT C. KEI GINZA(エスプリ・セー・ケイ・ギンザ)
■フランス料理の枠を超えて、ガストロノミーを旅する新体験 <写真>「オマールブルー 海老フライ」は、最高級のオマールブルーに竹炭の衣をまとわせて揚げ、キャビアを添えた。12,000円(半身)~。
杉本昌久シェフが表すKEIの世界とは…
「銀座を世界の料理の最高峰が集まる地と捉え、フランス料理の枠を超えた“ギンザキュイジーヌ”を出そうと小林シェフと話しました」と杉本さん。 この店が目指すのは“美食の研究所”。名だたるグルマン(美食家)が最後に訪れたくなる場所にしようと、現在、近隣の中国やアジアを旅するプチ・ボワイヤージュ(小旅行)、遠方のヨーロッパを旅するボワイヤージュ(旅)のふたつの旅から料理をイメージし、同じ食材でも調理法を変えて多彩なメニューを提供中です。 「いずれのボワイヤージュでも、食材のおいしさを最大限引き出した料理を心掛けています」 【ESPRIT C. KEI GINZA】 東京都中央区銀座7-8-17 虎屋銀座ビル 11F 営業時間/17時30分~20時30分(L.O.) 定休日/日・月曜 ※料理はアラカルトが基本
Maison KEI(メゾンケイ)
■雄大な日本の自然を伝える、フランス料理の粋(エスプリ) <写真>「金目鯛のうろこ焼き」。秋に駿河湾の桜海老を食べておいしくなる金目鯛は、うろこを立てて焼き、身はふっくらジューシーに。
佐藤充宜シェフが表すKEIの世界とは…
ダイニングの窓の向こうには富士山。裾野に豊かな自然の風景が広がります。「小林シェフがここに求めるのは“大地の料理”。産地との近さを生かし、生産者とのつながりを深めて皿の上に生かすことです」と佐藤さん。 オープンから4年弱、パリで小林シェフが育んだスタイルを踏まえ、地産地消をテーマに素材感をよりストレートに伝える料理になってきたと言います。 「庭園風季節のサラダ」「ヴァシュラン」といった定番は、御殿場近郊の生産者とのタッグをもとに進化を続け、静岡県焼津の「サスエ前田魚店」の魚介は、メイン料理に欠かせない存在になりました。 【Maison KEI】 静岡県御殿場市東山527-1 営業時間/11時30分~12時30分、17時30分~18時30分(ともにL.O.) 定休日/火・水曜 コース昼夜ともに5,500円、9,500円、14,000円 撮影=久間昌史 編集・文=平田剛三(婦人画報編集部) 『婦人画報』2025年1月号より