「あそこにいたっすよ」“左手がない猿”…10日は国立・府中で目撃 多摩川を渡りたい?川沿いに西へ移動も住民から心配の声も
連日、目撃されている左手の一部がないサル。10日午前9時50分頃には、東京・府中市の「府中市郷土の森博物館」の敷地内でカメラに捉えられた。その際にはカメラに向かって牙をむき威嚇する動きを見せた。一体どこに向かっているのだろうかーー。 【画像】10月9日と10日の猿が進んだとみられる経路を地図で見る
10日は線路や小学校の校庭で目撃
10日午前8時過ぎ、府中市の西武多摩川線の是政駅近くで線路の上を歩いていたというサル。 この後、府中市の多摩川沿いで目撃情報が相次いだことから取材班も現場へ向かった。 近隣住民(女性): 心配ですよね。サルとなるとね、引っかかれたりしたら。 どんなこと(があるか)分からないですもんね、相手がサルじゃ…。 目撃情報があった辺りで取材を続けたところ、目撃した人を発見した。 男性作業員: あそこにいたっすよ。校庭の中、校庭の中。普通の動物園で見るようなサル。 ーーエサを探していた? 男性作業員: いや、してない。逃げてる感じでしたよ、人から。(目撃したのは)11時くらいです。 午前11時頃、府中市内の小学校の校庭でサルを見たという。 そして、午後1時頃。今度は国立市の多摩川沿いにある会社敷地内で、スルスルと移動するサルの姿が撮影された。 左手の一部がないこと以外、特に変わった様子はなかったという。
9日にはFNNのカメラもサルを捉えていた
東京・府中市で9日、FNNのカメラがサルの姿を捉えたのは午後5時半頃のことだった。 ーー(サルは)いました? 警察官: ちょっと先ですね。 ーーどこにいます? バイクの男性: あそこ神社の前! 急いで現場に向かうと、そこにサルがいた。 カメラマン: サルがいました。サルがいました。 神社の石垣に座り、くつろぐサルを発見。 サルはキョロキョロとあたりを見回すと、隣りの塀にピョンと飛び移り、カメラから逃げるように、駐車場の中に入っていく。 そして、住宅の間の細い道を抜けると、足跡を残しながら畑を横断。さらに物置の屋根から奥に降りると、再び姿を消した。 連日、相次いで目撃されている左手の一部がないサル。 9日は朝、小金井市の小学校にはじまり、雑木林や公園などで目撃されながら、徐々に南下。最後に目撃されたのは、府中市の押立町だった。 そして、10日7時過ぎ、最初の目撃情報があったのも、9日最後に姿を見せた押立町。その後、線路を歩く姿が目撃されたサルは、多摩川沿いを、行ったり来たり。同じエリアを移動していた。 多摩川を渡れる場所を探していたのかーー。 警視庁は、サルを見かけても近づかないよう注意を呼びかけている。 (「イット!」 10月10日放送より)
イット!