明徳義塾・馬淵監督が甲子園春夏通算55勝目!3年ぶり聖地で響いた校歌に「うるっときました」【24年・夏甲子園】
<第106回全国高校野球選手権大会:明徳義塾7ー0鳥取城北>◇12日◇2回戦◇甲子園 【一覧】明徳義塾・里山捕手は甲子園でも躍動!春季大会で頭角を現した全国スーパー1年生リスト! 明徳義塾(高知)が鳥取城北(鳥取)を下して初戦突破。チームを指揮する名将・馬淵 史郎監督は3年ぶり夏の甲子園勝利で春夏甲子園通算55勝とした。 試合前に「びびんじゃねーよ」と馬淵監督にエールをもらった先発の池崎 安侍朗投手(2年)は、直球と変化の大きいカーブを低めに集めて9回95球の「マダックス」を達成した。チームを勝利に導く好投に「最初から1点もとらせないと思っていました。持ち味の打たせて取る投球ができたので良かったです」と振り返る。左腕の好投に馬淵監督も「池崎は球速表示以上に伸びのあるストレートを投げられますね。強豪校相手にも好投できて、何度も完封しています。そしてバテない。夏場で走りがある時も彼が一番元気で、精神的にも強さを持っています」と賛辞を送っていた。 バッテリーを組んだ里山 楓馬捕手(1年)は、「池崎さんにはとにかく打たせて取ることを意識している。そうすることで球数を少なくできる」と狙い通りの配球でマダックス達成に貢献した。さらには打撃でも2安打1打点と池崎を援護。1年夏から「背番号2」を背負っている扇の要が投打で存在感を示していた。 試合後、馬淵監督は聖地に響き渡った校歌に、「ちょっとうるっときました。年取ったんですかね」とこぼした。3年ぶりとなった甲子園での勝利に「久しぶりだなって思いますけど、勝ててよかったです」と喜びを口にしていた。