兄弟2人のママの取り合い、少女漫画風に再現すると「人生最大のモテ期」に!ママ漫画家に聞く育児の“脳内変換”とは?
脳内変換することで、育児の視点の切り替えができるようになったのは良かったことかもしれません。現実では大変なことも、脳内変換すると楽しいことに変わったり、キュンとしたり。私が脳内変換するのにヒントにしているものは、やっぱり少女漫画ですね。これまで、少女漫画にはたくさん心を揺さぶられてきました。ドキドキしたり、切なくなったり……。特に好きだった作品は、『フルーツバスケット』と『NANA』です! アイドルの動画や韓流ドラマもきっと、キュンの宝庫なので、脳内変換するのに役立ちそうですね。私自身は沼りそうで、未知の世界ですが……。 ――ママの膝枕やママとの時間を兄弟で取り合う状況は、実際はカオスだと思います。 本当におっしゃる通り、現実はカオスです! ママの取り合いは日常茶飯事ですね……(白目)。膝で渋滞が起きた時は、半分ずつ座ってもらって解消しています。あとは、長男がおんぶみたいに私の背中に抱きついて、次男(いおくん、2歳)は前に抱っこして……など、体のあらゆる場所を使っています(笑)。 最近は、つむちゃんがママの近くに来るだけでいおくんが、「いおちゃんのママよ!」と怒りながらやってきます。つむちゃんを抱っこしようものなら、ギャン泣きで「いおちゃんも! がっご!!!(だっこ)」となります。なので、今では2人同時に抱っこできるようになり、腕の筋肉だけムキムキになりました。 愛情の取り合いにならないように、言葉でも「つむちゃん、いおくん、大好き」と2人に伝えるようにしています。 ■嬉しかった気持ちを子どもに全力で伝える ――マンガを読んだ印象では、つむちゃんも、いおくんも、穏やかな性格です。 我が家も兄弟ゲンカは、もちろんありますよ。キュンとした瞬間のエピソードをギュッと集めた作品なので、一見、優しく気遣いができようにみえるかもしれませんが、ちゃんと7歳と2歳です……(笑)。この作品が成立しているのは、子どもの性格というより、私の妄想脳でいい感じに脳内変換しているから……ですかね。