一目で伝わる履歴書の書き方。経験・スキルを最短距離で伝えるテクニック
仕事を探すプロセスは、ときに骨が折れるものです。 採用してくれる可能性のある求人それぞれに対して、自分の能力はその仕事にぴったりだとアピールする履歴書を用意し、カバーレターをつけて提出しなければなりません。 テンプレートを使い、募集内容に合わせて細かいところを書き換えてもかまいませんが、面接にこぎつけるためには、雇う側に求めている人材は自分だと理解してもらうことが重要です。 とはいえ、自分のスキルや経験をこまごまと説明しようとすると、かえってわかりにくくなってしまいがち。 今回は、経験や能力を上手に説明し、自分こそがこの仕事の適任者だと示すための秘訣をご紹介します。
「職務」と「成果」の違いを理解する
履歴書を作成するときには、その分野を専門にしている人の職務と自分の経験とを照らし合わせ、自分はどんな成果を上げたのかを明確にするところからはじめましょう。 まずは「職務」と「成果」の違いをしっかり把握してください。 「職務」とは、仕事の役割に課せられた義務のことです。それに対して「成果」とは、与えられた義務をどれくらいうまくこなしたかということです。 履歴書には、自分の職歴を書き連ねるだけでは不十分です。どんな成果を上げたかを明確に示し、あなたらしい経歴にしなければなりません。 就職情報サイト「Live Career」には、過去に経験した一般的な役割や職務をもとにして、あなたに備わっているだろうスキルを推測する便利なツールがあります。 フォーマットの表を使い、一方の列には役割や職務を、もう一方の列には仕事の成果を入力しましょう。成果は具体的に書いてください。 記入例には、職務として「イベント企画」、成果として「定員300人のチャリティイベントを開催して満員となり、12万5000ドルを集めた」と書かれています。 職務はおおまかなものですが、成果についてはその仕事がどのように実施されたのかが具体的に述べられています。 このようにして履歴書を書く練習をすれば、履歴書の質が向上し、憧れの仕事を手に入れるチャンスが膨らむかもしれません。