花も楽しめるお得な観葉植物を知っている?室内で花が咲く種類や上手に育てるコツ、手入れまでご紹介!
インテリアに取り入れることで、空間をフレッシュに彩る観葉植物。観葉植物といえば個性豊かな葉が魅力ですが、美しい花を咲かせる種類も存在します。 【写真でもっと見る】花で部屋を彩る植物、どれに挑戦する?人気のストレリチアやつる性のハンギングプランツも! 今回は、SOLSO HOMEの西澤灯さん監修のもと、花の観賞も楽しめる観葉植物をご紹介。植物を健康に育てるコツをおさえて、空間に花の彩りを加えてみましょう。
健康な状態で花が咲く観葉植物を選ぶことが大切!
丁寧に育てている植物に花が咲くと、育てる喜びも実感できます。ただし、きれいな花が咲いたからといって、手放しに喜べるものでもありません。花が咲く観葉植物はいくつかありますが、品種によっては植物が育つために必要な栄養を開花のために使い切ってしまうことも。 とくに、エバーフレッシュやポリシャスなど幹のある樹木の品種や、多肉植物、エアプランツのなかには、開花にパワーを使い切ってしまい、花が咲くと枯れてしまったり、葉がパラパラと落ちてしまったりする可能性もあります。 また、子孫を残すために最後の力を振り絞って花をつける品種もあり、開花がストレスを感じているサインになることもあります。花が咲く観葉植物を選ぶときは、健康な状態で花が咲く植物かどうかをチェックしておきましょう。
安心して開花を楽しめる観葉植物
西澤さんがおすすめする、美しい花が咲く観葉植物をピックアップしました。植物によって、花の色や形もさまざま。初心者の方も育てやすい品種から、マニアが多い品種まで厳選してご紹介します。
●アンスリウム アンスリウムは、艶やかなハート型の花葉が特徴的な植物です。花びらのように見える部分は、「仏炎苞(ぶつえんほう)」という葉の一部が変化したもの。「肉穂花序(にくすいがじょ)」と呼ばれる穂状の固い突起がアンスリウムの花です。 水分や養分を蓄える丈夫な根をもつイモ科の植物で、多少水をあげすぎてしまったり、反対に十分に水やりができなかったりしてもすぐに枯れるようなことはなく、初めて観葉植物をお迎えする方にもおすすめです。600種類以上もの品種があり、カラーバリエーションも豊富。形も多様なので、お気に入りの品種を探してみてはいかがでしょうか。 ●リプサリス 天井や窓際から吊るして飾るハンギングプランツにも、花を楽しめる品種があります。紐状の葉が特徴的なリプサリスは、棘のない多肉植物。葉先に小さな花がささやかに咲き、育てていくなかで花を見つけたときの喜びもひとしお。花が咲いたあとには、かわいらしい実をつけます。 品種によって花の姿が異なり、「ディソカクタス アマゾニクス」は、自然界でも珍しいエネルギッシュなネオンカラーの花が咲きます。丈夫で乾燥に強く、室内で育てやすいことからインテリアグリーンとして人気です。 ●エスキナンサス エスキナンサスも、ハンギングプランツとしても楽しめる品種の1つ。多肉質な葉が垂れ下がるように伸びる、約160種類以上の品種があるつる性の植物です。インドやマレーシアが原産で、暖かな環境を好みます。 「リップスティック・プラント」と呼ばれる、筒状の形が特徴的な赤やオレンジの花が咲きます。日陰でも育てやすいですが、花を咲かすのであれば日光を十分に当てましょう。