【ロッテ】石川柊太の獲得を発表…佐々木朗希ポスティング、課題だった先発の補強に成功 吉井監督「とてもうれしく、そして頼もしく思います」
ロッテは11日、ソフトバンクから国内FA権を行使した石川柊太投手の獲得を発表した。背番号は未定。 石川は球団を通じて「このたび、野球人生の次のステージを千葉ロッテマリーンズさんでスタートさせていただくことが決まりました。これまで携わっていただいた全ての方々に感謝申し上げます。リーグ優勝、日本一を達成し、吉井監督を胴上げし、ファンの皆さまに喜んでいただけるピッチングをする覚悟と勇気を持って戦っていきます」とコメントした。 吉井監督は「前から凄(すご)いピッチャーと思いながら、みていました。マリーンズのローテーションの柱の一人として、大いに期待をしています。特徴的なストレートと鋭い変化球が持ち味の投手で、入団をしていただけることが決まり、とてもうれしく、そして頼もしく思います」と期待した。 ロッテは11月30日に石川と東京都内で交渉し、2015年にソフトバンクで投手コーチを務めていた吉井理人監督も同席。直接ラブコールを送るとともに、3年総額で推定6億円規模とみられる条件を提示した。 今季10勝(5敗)を挙げた佐々木朗希投手のポスティング申請を容認したロッテにとって、先発投手の補強は急務の課題だった。石川は2018年5月3日からZOZOマリンスタジアムで7連勝中のロッテキラー。今季年俸も1億2000万円(推定)で人的、金銭ともに補償が発生しないCランクとされ、オリックス、巨人、ヤクルトが初交渉を行い、いずれも3年総額5億円から6億円以上の条件を提示したとみられている。 吉井監督は秋季練習打ち上げの11月12日、佐々木が抜けるダメージについて「朗希は今年貯金を5つくってくれた。結構大きな穴だと思うし、1人で埋めるのは難しい。みんなの力で埋めていきたい」と語る一方で「ただ、まだメンバーが決まっていない。もしかしたら球団が大物のFA選手を取ってくれるかもしれないですし」とFA補強による戦力面でのカバーを期待していた。 石川は今季15試合に登板して7勝2敗、防御率2・56。通算成績は185試合に登板して56勝41敗、防御率3・32。
中日スポーツ