カフェインやブルーライトだけじゃない! 不眠症を引き起こすかもしれない、実は有害な生活習慣。
睡眠障害を引き起こす要因は、カフェインの過剰摂取やブルーライトだけではないようだ。アメリカの心理療法士キャサリン・カレンが、睡眠を阻害する日常の悪習慣について解説している。 よい目覚めから始まる1日は、そのまま調子よく過ごせるものだが、そのためには質のいい睡眠を十分にとることが不可欠であり、就寝時間にも気を配る必要があるだろう。眠りを妨げるとされる代表例として、ストレスやカフェインの過剰摂取、ブルーライトといったものがよく知られているが、同じように有害であるものの、一般的に認知されていない要因がほかにもあると、心理療法士キャサリン・カレンは「Psychology Today」に寄稿した記事の中で述べている。彼女は日常における4つの悪い習慣について指摘し、それらを取り除く方法を紹介している。
ダニを定期的に駆除する
顕微鏡でしか見えないダニは、寝室だとリネンやカーペット、さらには子どものぬいぐるみなどに好んで住みつき、繁殖する。毎晩 6~8時間も過ごすベッドに、ダニが大量発生した場合は注意が必要だ。「ダニの濃度が高まると、多くの人がアレルギー反応を引き起こすため、子どもも大人も睡眠に障害が出る傾向が強くなると言われています」とキャサリンは指摘する。 ダニを駆除するには、シーツを毎週1回は洗濯し、床だけでなくカーテンなど埃がたまりやすいところに掃除機をかけることを推奨している。テディベアなどのぬいぐるみは、乾燥機の熱でダニを取り除くことができるが、その場合は約20分間熱に晒すようにしたい。また、子どものベッドにはぬいぐるみの類を極力置かないことも有効な手段だ。
散らかった場所で眠らない
きれいな部屋とは、きちんと清掃が行き届いた部屋という意味でもある。「手入れが行き届いていない乱雑な環境にいると、ストレスになります」とキャサリンは、散らかったままのスペースで眠ることに、警鐘を鳴らす。「やるべきことが残ったままだと、不安が増す原因にもなります。メンテナンスを怠っていると他人から批判されることを、人は無意識のうちに恐れるものですから」 この問題を解決するには、もちろん片付けが鍵となる。しかし、大がかりな整理でなくとも、小さなところから手を付けて少しずつ片付けるのでもいいだろう。