「ほんとダメな子…」母親自身が受験に失敗したのに“教育ママ”化し、子どもに「中学受験」を求めるのはなぜなのか?
年々高まっている「お受験」熱。 東京都内では、2023年の実績でおよそ5人~6人に1人(※)が受験をしていると言われており、中学受験を目標として、早くから塾通いを始める子どもも多く見られます。 【漫画の本編を読む】「覚悟していたつもりだったけれど…」子どもに“中学受験”を求めた母親が、塾の説明会で直面した“現実” 受験では、子どもの努力だけではなく、親のサポートも必要…。そんな親子共に大変な「中学受験」を忠実に、赤裸々に描かれていると話題なのが、コミックエッセイ『合格にとらわれた私 母親たちの中学受験』(とーや あきこ 著)です。今回はその一部を公開します。 ※出典(首都圏模試センター https://www.syutoken-mosi.co.jp/blog/entry/entry003881.php)
自分がかつて諦めた中学受験を、一人娘に挑戦させるが……
自分がかつて諦めた中学受験を、一人娘の綾佳に挑戦させることにした真澄。小学4年生から中学受験用の塾に通わせるものの、綾佳の成績は伸び悩むようになり、目指していたクラスに上がれないまま受験生最後の年を迎えることに。 そんな中、同じ塾に通っていて、綾佳より下のクラスにいたまりんが同じクラスにあがってくる。純粋なまりんとその母親のかなえに段々焦りと苛立ちを覚える真澄は、中学受験を諦めた自分と綾佳を重ねてしまい、綾佳に強くあたるようになってしまうが……。
しかし、綾佳の表情は暗く…
娘の綾佳は中学受験に対して、「私にできるのかな?」と不安を漏らすが、母親は「綾佳なら大丈夫だよ」と声をかける。 そして、「もしかしたら自分の子どもは出来がいいかもしれない」という、少しの期待を忍ばせて向かった入塾テスト。 しかし、塾の説明会で思いもよらない壁にぶつかることに。 入塾テストで受けた保護者説明会で、真澄が目の当たりにしたのは……。
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