山火事で165人が自主避難 乾燥したニューヨーク州南部
グリーンウッド・レイク、ニューヨーク州、11月18日 (AP) ― ニューヨーク州南部、ニュージャージーの州境に近いグリーンウッド・レイクの集落で、封じ込め線を越えた山火事が強風で再燃し、少数の住民が自主避難を余儀なくされている。 ニュージャージーとの州境に近いワーウィックでは16日、強風で山火事が封じ込め線を越えたため、165世帯が自主避難を開始した。 ニューヨーク公園局によると、州南部で17日午後、ジェニングス・クリークの炎を消火するため消防隊が作業に当たっているが、危険な構造物はないという。 山火事は、15日の時点で両州をまたいで19.4平方キロメートルを焼き、主にニューヨーク州のスターリングフォレスト州立公園で燃えている、 山火事はニュージャージー州側のパサイック郡で90%、ニューヨーク州側のオレンジ郡では88%封じ込められているが、非常事態宣言は17日まで延長された。 この山火事で今月初め、消防隊員を手伝っていた18歳のニューヨーク公園職員が命を落とした。 火災の原因については調査中だ。 (日本語翻訳・編集 アフロ)