「カメラマン暴行」もあった三原じゅん子 「顔はやばいよ」大臣版「ザ・ノンフィクション」
中曽根元総理を批判
ちょうど夫婦関係がうまくいかなくなっていた頃だろうか。「週刊女性」(97年12月9日号)の「こんな政治家、私だったらゼ~ッタイ抱かれたくない!」という企画において、彼女は珍しく政治について発言している。 〈生理的に嫌なのは中曽根康弘さん。あのバーコード。無理やり作ってる気がしません? 若い時はまだ分け目もはっきり中央寄りだったのが、今では横から無理やりって感じで、風呂上がりは見たくない。それに政治家は一応、国の代表ですから、国会中継でテレビに映されてるときくらいはシャンとしてほしい。同じ日本人として恥ずかしくなります。(中略)テレビを見てても、1人じゃちゃんと歩けないようなヨボヨボ議員が多すぎます。なんかあると派閥、派閥って。そんなことだから昔の政治をいつまでも引きずって、決していい方向に進まないんじゃないかなあ。もう、ああなると男の魅力、ありませんよ。生きた化石。いつまでも昔の形を引きずってやってる。魅力が感じられないですよね。そんな政治家なんて関心もありません〉 現在では自民党参議院の大先輩・中曽根弘文議員の父君をつかまえて、生きた化石だなんて……。とはいえ、政治家となった彼女のテレビ映りはバッチリである。 99年5月27日、三原は都内のホテルで会見を開き、カー・レーサーとの離婚を発表。と、同時に、巨人の投手コーチとなっていた水野雄仁との交際にも言及している。 「水野のことを『一番大切な人です』と発言し、離婚発表なのか交際宣言なのか分からない会見でしたね。10代の頃にうわさとなった水野もバツイチで、焼けぼっくいに火が付いた印象でした。また、ちょうどこの頃は、石橋貴明と鈴木保奈美、松田聖子と年下の歯科医など、芸能人の再婚が相次いだ時期でした。ただ、彼女の場合は、これもまた一筋縄にはいきませんでしたけど」(同・芸能記者) 同年11月、彼女は再婚するのだが、その相手はお笑いコンビ「アニマル梯団」のコアラ(のちに「ハッピハッピー。」に改名)だったのだ。 「再婚の発表は、翌年1月にフジテレビで行われたツーショット会見でした。出会いは、水野との交際宣言の翌月、テレビでの共演だそうです。当然、二股疑惑の質問もあったわけですが、『水野さんには彼との出会いからすべてを話していました』と否定し、結婚を決めた際も『頑張れよ』と励まされたそうです。では、あの交際宣言は何だったんだと思わざるを得ない会見でしたね」(同・芸能記者) 知名度などでは圧倒的にコアラよりも三原のほうが上だったが、それもまた芸人のネタとしては良い材料。二人はおしどり夫婦として注目を集めることとなる。が、この幸せも長続きはしなかった。後編「『恥を知りなさい!』三原じゅん子新大臣の結婚と離婚と政界処世術」では、コアラとの離婚、そして生涯のパートナーとの出会いについて見ていこう。
デイリー新潮編集部
新潮社