親のイライラは子どもの成績に悪影響。成績トップ層の子の親がやらないこと
「ウチの子が成績上位1%に入るなんて無理…」そう思っていませんか? 実は、「天才」じゃなくても、努力次第で成績上位1%は目指せるんだそうです。 ではその為に保護者として子どもにどのようなサポートをすればいいのでしょうか? 「頭のいい子には3タイプいる」教育のプロが明かす、偏差値65以上の“成績トップ層”の実態 そこで今回は、数多くの難関校合格者を輩出した人気教育系インフルエンサーであるラオ先生の著書『成績上位1%が実践している勉強法』(イースト・プレス)から、“【保護者ができるサポート】子どもにやって欲しいことを、自分もやる”というトピックスに注目し、ご紹介します。 保護者との関り方は、子どもの成績だけでなく、その後の人生にとても大きな影響を及ぼします。ラオ先生が受験生の時に、母にしてもらったサポートとは?
受験当時、母がしてくれていたサポート
私が受験生だった頃、母にしてもらったサポートについてお話します。正直、母のサポートなしでは合格は難しかったと思います。当時は全く感謝の気持ちを感じることはなくすごくわがままな少年だったかと思いますが…笑。 特に英検2級合格・内申点を併願基準の最低点を確保(中3当時は43点/45点)することができたことは大きかったです。では、具体的にどのようなサポートをしてもらっていたのかというと ・朝食/夕食の管理 ・早起きの習慣 ・定期テストの理科/社会のテスト対策問題集購入 ・教科書の黒塗りつぶし ・英検の英単語暗記サポート ・塾の送り迎え が一番印象に残っています。 まず1つ目の食事の管理に関しては、母がどんなに忙しくても叩き起こしてくれ、朝食を3年間欠かしたことはなく、今大人になり朝食の大切さを改めて身に染みて感じています(笑)。そして特によかったなと思うことが、朝起きた時に「母が不機嫌でなかったこと」です。1日の朝が不安に駆られることはほとんどなく、思春期で不安定な時期を我慢して毎朝元気に起こしてくれていました。これは私にとってすごく大きかったと感じます。これ、子どもにとってはすごくすごくすごーく大切なことだと講師になってから改めて感じます。時にイライラするときもあるかと思いますが……グッとこらえて明るく振る舞うと、子どもに対してもいい影響があることは間違いありません。また夕食に関しても、平日は学校から隣駅にある学習塾に直行していたため、夕食を買う時間もお金もなく、当時母親に持ってきてもらっていました。18:00になると毎回お弁当を持って来校し、私を呼んでお弁当を届けてくれた時にがんばれと声をかけてくれたことも、受験生当時の私にとっては非常に励みになった思い出があります。 勉強面でのサポートに関してですが、正直に言うとここには書けないほどたくさんのサポートを母から受けました。 そんなサポートのおかげで定期テストも5科目460点を1度も下回ったこともなく、無事に志望校にも合格できたことからも、母のサポートあっての受験だな…と感じます。