IBF世界バンタム級王者の西田凌佑を指導する武市トレーナー「驚異的な存在に」と警戒する相手は
プロボクシング六島ジムが7日までに公式YouTubeチャンネルを更新。IBF世界バンタム級王者の西田凌佑(28)らを指導する武市晃輔トレーナーが出演し、統一戦で世間の注目を集めるバンタム級戦線のライバルについて語る場面があった。 武市トレーナーは「周りから統一戦を期待されていると思う。西田もそれを願っている部分がある。特に本人は中谷選手のことを言ってますから。タイミングが合えば。僕らだけで決められるものではない。でも(統一戦のチャンスが)来たら、やります。断る理由がないので」と話した。西田自身の意向を含め、WBC王者の中谷潤人(27=M.T)との統一戦に前向きであることを改めて示した。 そこから同トレーナーは他のライバルについても言及した。WBA王者の堤聖也(29=角海老宝石)に「堤君は凄くいいボクサーだなあと思います。何というか、やりにくそうなボクサー。芯が強いし、アマチュア経験も長いのでボクシングが下手なわけではないですから。つかみどころがないかなあと思います」とスイッチヒッターで独特のスタイルを確立している難敵という印象を語った。 WBO王者の武居由樹(28=大橋)について「武居君は荒削りなボクシングが魅力でもあり、これから伸びるのかなというのがあります」とキック出身でパワフルなスタイルに加え、のびしろ十分と見立てた。 そして世界初挑戦へ着実に前進しているWBOアジアパシフィック・バンタム級王者の那須川天心(26=帝拳)について「那須川選手はここ最近でメチャクチャ伸びたな、という印象。才能を凄く感じますし、あと1~2年したら、もっと強くなると思うと驚異的な存在になるかもしれませんね」と語った。